現代俳句協会トピックス

現代俳句協会創立70周年記念行事の宮坂静生会長2017/11/23

2017年11月23日(木・祝)於帝国ホテル(東京)
創立70周年記念第54回現代俳句全国大会
(司会)網野月を・浦川聡子

13:00
開会宣言/幹事長 前田弘
主催者挨拶/会長 宮坂静生
催事説明/副会長 中村和弘(記念事業実行委員長)
来賓ご挨拶/三岡昭博様(毎日新聞社事業本部総務・企画部長)

13:15
平成29年度協会四賞受賞者表彰
協会賞、評論賞、新人賞、年度作品賞

13:45
ジュニア俳句祭優秀作品のご紹介
フォークグループ「じんましんず」の演奏に乗せて

14:00
現代俳句全国大会優秀作/披講、講評、表彰
大会賞、毎日新聞社賞、読売新聞社賞、東京新聞賞、朝日新聞社賞、日本経済新聞社賞、産経新聞社賞、俳句のまちあらかわ賞

15:00
講演、シンポジウム「俳句の未来・季語の未来」
催事説明/副会長 高野ムツオ

基調講演/宇多喜代子

パネリスト/夏井いつき、岸本尚毅、渡辺誠一郎、小林貴子、神野紗希(司会)


パネリスト/夏井いつき氏


パネリスト/岸本尚毅氏


パネリスト/渡辺誠一郎氏


パネリスト/小林貴子氏


司会/神野紗希



16:50
次回大会ご案内/関西現代俳句協会会長 吉田成子
閉会宣言/副会長 伊藤政美
17:00
閉会


創立70周年記念式典・祝賀会
(司会)石井かおる
18:00
開式挨拶/副会長 中村和弘(記念事業実行委員長)
式辞/会長 宮坂静生
特別功労者表彰/金子兜太(代表)

ご来賓祝辞/有馬朗人様、角川歴彦様
鏡開き、乾杯/柳田邦男様

19:00
開宴(宴席中)

「秩父音頭」を熱唱の金子名誉会長

ご来賓のお言葉/大串章様、大久保白村様
地区功労者表彰/東北海 道鈴木八駛郎(代表)
協会史の写真、筆墨集などをスライドでご紹介
20:45
閉式
閉会挨拶/副会長 寺井谷子

21:00
お開き


創立七十周年記念第五十四回現代俳句全国大会報告
大会事務局長 網野月を

今回の第五十四回全国大会は、現代俳句協会創立七十周年記念行事の一環として位置づけられ、東京都千代田区の帝国ホテル「富士の間」にて開催された。例年とは異なり、祝賀ムードの中での大会となり、特別な企画も多々盛り込まれての開催となった。当日の東京は朝まで夜半からの雨が残ったが、夕方には晴上っていた。参加者は七百六十人超。記念大会に相応しい盛会ぶりであった。

大会の司会・進行は網野月を副幹事長(事業部長)と事業部委員でもある浦川聡子が担当。大会は先ず前田弘幹事長の開会の挨拶で開幕した。続いて宮坂静生会長の挨拶、七十周年記念事業実行委員長の中村和弘副会長の挨拶に続き毎日新聞社事業本部の総務・企画部長の三岡昭博氏よりご挨拶を頂いた。

次にプログラムの一番目として協会四賞の顕彰が行われた。柏田浪雅顕彰部長による選考経過報告があった。例年は各賞の選考委員を代表して四氏からの選後評があるのだが「現代俳句」誌上を以てこれに代りとした。「第七十二回現代俳句協会賞」には句集「夢洗ひ」の恩田侑布子氏、「第三十七回現代俳句評論賞」には「『未来へのまなざし』―『ぬべし』を視座としての『鶏頭』再考―」の松王かをり氏、「第三十五回現代俳句新人賞」には作品「おりてくる」の赤羽根めぐみ、作品「ぽつねんと」の宮本佳世乃の両氏、「第十八回現代俳句協会年度作品賞」には作品「われを去らず」の神田ひろみ氏。各受賞者に宮坂会長からの顕彰が行われ、各氏からは受賞のことばを頂いた。神田氏は当日欠席であった。

プログラムの二番目としてジュニア俳句祭優秀作品の紹介に移った。九月十八日に開催されたジュニア俳句祭で表彰された優秀作品の中から特に優等であった五作品が選ばれ、四人のフォークユニット「じんましんず」の作曲になるメロディーに乗せ、同ユニットが演奏して紹介した。

引き続き第三番目のプログラムとして、第五十四回現代俳句全国大会優秀作品の発表に移った。協会内外から寄せられた作品は一七、七八七句。これらの句の中から五、九六四句を予選通過作品として本選稿を作成し一般選者による本選をおこなった。そしてその集計結果の二一四句から、特別選者である当協会の顧問、名誉会員、名誉会長、特別顧問、会長、副会長、幹事長の二十一名が、それぞれ十三句(内特選三句)を選出。これらの合計点をもとに最終選考会において、大会賞二句、毎日新聞社賞、読売新聞社賞、東京新聞賞、朝日新聞社賞、日本経済新聞社賞、産経新聞社賞、俳句のまちあらかわ賞各一句、また秀逸賞二十句、佳作賞五十句を決定した。披講は浦川聡子が担当。右記の大会賞から俳句のまちあらかわ賞までと、特別選者の特選句二十一句が披講された。

宮坂静生会長、寺井谷子副会長、高野ムツオ副会長による講評が行われた。秀逸賞と佳作賞は作品集に掲載されている旨を案内し顕彰に代え、会場での顕彰は大会賞二句と各新聞社賞、新聞賞、俳句のまちあらかわ賞の各賞が宮坂会長から顕彰され、毎日新聞社賞のみは三岡昭博氏より顕彰された。「読売新聞社賞」受賞の鈴木進氏は当日欠席であった。「現代俳句全国大会賞」には、福富建男、原田タキ子両氏が受賞、喜びのことばを述べられた。他に顕彰を受けられた各氏からも受賞のことばをいただいた。

休憩の後、講演とシンポジウムの第二部に移った。ここからは司会を浦川聡子に交替。高野ムツオ副会長の催事の説明の後、司会による演者の紹介。はじめに宇多喜代子特別顧問による基調講演「俳句の未来・季語の未来」が行われた。続くシンポジウムでは宇多特別顧問に加えて、パネリストとして夏井いつき氏、岸本尚毅氏、渡辺誠一郎氏、小林貴子氏が登壇し、司会は神野紗希青年部長が担当。㈠俳句の今を象徴する三句、㈡歳時記に新しく採用したい季語、㈢俳句の未来を示す一句、という三つの柱から成る次第が設定されており、基調講演をされた宇多氏を含めて六名で活発な議論が展開された。最後に高野ムツオ副会長からシンポジウムの総括がった。

さて次期大会は京都府である。関西現代俳句協会の吉田成子会長から挨拶と、参加ならびに協力のお願いがあった。続いて伊藤政美副会長の閉会のことばで閉会となった。

のち午後六時からは会場を「孔雀の間」に移して記念祝賀会が行われた。