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第19回現代俳句大賞は宮坂静生氏に決定致しました。

(2019年2月25日掲載)
◎第19回 現代俳句大賞   宮坂 静生(みやさか しずお)
  • 俳文学者として長きに亘り各地の「地貌季語」を発掘し、詳細な論考を重ねて、従来の季語・季題の本意・本情の枠を越えた壮大な地貌季語の体系を確立した。それは、近著『季語体系の背景‐地貌季語探訪』(岩波書店)に結実し、各方面から高い評価を得ている。
  • 子規以降の近代俳句に関する精緻な研究、戦後俳句に関する深い洞察など、広い目配りを以った俳論を発表し続けており、その著作は常に注目を浴びている。
  • 俳句実作については、初期の句集『青胡桃』以来、近年の『噴井』に至るまで、時代と自らを見詰めた意欲作を発表し、当代を代表する俳人のひとりとして確固たる地歩を築いた。
  • 東日本大震災後、当協会会長として俳句各協会に呼び掛けて、『東日本大震災を詠む』(朝日新聞出版)を刊行、俳句文芸が協会や結社の枠を越えた力を以って、厳しい状況を果敢に表現し得ることに結実した。
  • 昭和22年以降70年に亘る当協会の歴史、その理念及び果たしてきた役割を総括し、今後の現代俳句の発展の契機として各種の記念事業を主導し、成功に導いた。
     
◎受賞者のプロフィールは次のとおりです。
 ◇宮坂 静生(本名 敏夫)昭和12年11月4日生、81歳 
  • 昭和12年 長野県松本市生まれ、14歳から作句を開始、 昭和35年 信州大学文理学部卒業。
  • 昭和43年 藤田湘子に師事、「鷹」入会、翌年「鷹」同人、55年「鷹」同人会長。
  • 昭和53年 俳誌「岳」創刊、代表同人。(のち、主宰)
  • 昭和61年 信州大学医療技術短期大学部教授(担当;死生学)に就任。
  • 平成 7年 「鷹」を退会。
  • 平成 7年  第45回現代俳句協会賞受賞。
  • 平成13年 第1回山本健吉文学賞(評論)受賞。
  • 平成15年 信州大学医学部教授(保健学科)教授を停年退官、名誉教授。
  • 平成19年 第58回読売文学賞(紀行・随筆部門)受賞。
  • 平成24年 第6代現代俳句協会会長就任、同年、第11回俳句四季大賞受賞。
  • 平成30年 現代俳句協会特別顧問就任
  • 現在、現代俳句協会特別顧問、日本文藝家協会会員、俳文学会会員、産経新聞俳壇選者、日本農業新聞「おはよう名歌と名句」選者、NHK全国俳句大会選者
句集に 『青胡桃』『雹』『山開』『樹下』『春の鹿』『火に椿』『山の牧』『鳥』『宙』『全景 宮坂静生』『雛土蔵』『草泊』『噴井』。
評論集等に 『正岡子規と上原三川』『子規秀句考』『虚子以後』『俳句地貌論』『正岡子規‐死生観を見据えて』『語りかける季語 ゆるやかな日本』『季語の誕生』『俳句第一歩』『虚子の小諸』『俳句原始感覚』『俳句からだ感覚』『季語体系の背景‐地貌季語探訪』『沈黙から立ち上がったことば‐句集歴程』など多数。

 

◎選考委員
中村和弘、寺井谷子、高野ムツオ、伊藤政美、秋尾 敏、対馬康子、小林貴子、柏田浪雅
◎顕彰
平成31年3月23日(土)東京・東天紅上野店にて開催の現代俳句協会通常総会(午後3時より)の席上にて。
                                                 *お問い合わせ先 現代俳句協会事務局(電話03-3839-8190)