今年は12月でも暖かい日がありましたね。子供祭りに関係した句も多く、楽しんでいる姿が想像されました。その反面、風邪を引いているのでしょうか、ちょっとつらそうな句もあったり‥‥。よい新年を迎えられますように。
句番号	作品	作者
1	かぜ薬の風船　おこっただるまさん	川岸大地
家庭用常備薬は昔から、富山などの薬屋さんが各家庭を訪れ、置き薬として一年に一回置いていきます。そのとき、子供さんのいる家庭にはセロファン紙の風船をお土産にくれます。早く元気になるように、体を大切にするように風船に描かれただるまさんの顔は怒ってたのでしょうか。まだ置き薬を利用されているご家庭の、おじいちゃま、おばあちゃまの心配する顔まで浮かんでくる一句です。
句番号	作品	作者
4	コーヒーを運ぶ　エプロンのひもほどけてる	赤西仁
模擬店でしょうか、忙しくコーヒーを運んでいるからでしょうか、エプロンのひもがほどけているのも気づかず、一生懸命にお客様の相手をされているのでしょう。かわいいエプロン姿がお似合いだったことでしょう。
句番号	作品	作者
8	クッキーを売るぞ　エプロンのひもギュッと結ぶ	ドナルドスヌーピー＆スティッチ
これは「コーヒー‥‥」の句とはまたちがって、お祭りが始まるやる気まんまんの時間ですね。｢ギュッと」がいいですね。一日の始まりが見える句です。頑張ったんでしょうね。