講評
(小中学生の部)
1
句番号作品作者
1遠足の事前学習 秋の雲林有理沙
間近にせまった遠足。目的地の風土や歴史を勉強しながら期待に胸がふくらみます。爽やかな秋の雲も、そんな作者たちをさらに盛り上げているよう。お兄さんの「銅」。
句番号作品作者
3赤とんぼ 江戸の歴史を調べてる端翔平
江戸の歴史の勉強中です。勉強しながら、ふっと頭に一匹の赤とんぼが浮かんできました。赤とんぼの素朴さ、やさしさは、きっと作者の「江戸時代」に対するイメージなのでしょう。そのイメージにお兄さんも共感します。お兄さんの「銀」。
句番号作品作者
4おにぎりがぺちゃんこ とんぼがよってくる孫悟空
遠足のお昼どき。上に重たい物を乗せてしまったのか、おにぎりがぺちゃんこになってしまっていました。でも、そんな情景も遠足の楽しさの一つかもしれません。とんぼの登場がその楽しさに色をそえます。お兄さんの「銅」。
句番号作品作者
9実験のコイルが熱い 秋の雲川岸大地
理科の実験中。だんだん熱くなっていくコイルを緊張しながら見つめている作者。「秋の雲」との取り合わせが面白く決まりました。
句番号作品作者
16先生のおでこにやぶ蚊 おにぎり食う孫悟空
これも遠足のお昼どきのひとコマでしょうか。味わいのある一瞬をうまくとらえています。先生、あぶない! お兄さんの「銅」。