講評
(小中学生の部)
句番号作品作者
8終わったと思えばドカン 大花火松尾芭蕉
打ち上げ花火の夜。もう終わりかな・・と思ったとたん、とびきりの大玉が開きました。驚きながらも、そのみごとさに圧倒される作者。お兄さんの「銅」。
句番号作品作者
15確かに増えている カブトムシの白い卵川岸大地
カブト虫を飼っている作者。最近、白い可愛い卵を産むようになりました。毎日じっくりと観察していると、卵がだんだん増えていくのがわかります。作者の心もやわらかく朗らかになっていくよう。お兄さんの「銅」。
句番号作品作者
17母の背にオニヤンマ来た 墓参りドナルドスヌーピー&スティッチ
今日は家族でお墓参りです。お墓に向かって手を合わせるお母さんの背中に、一匹のオニヤンマがふっと止まりました。その一瞬の景色、静けさから、墓地全体のおごそかな空気が伝わってくるようです。上手い一句です。お兄さんの「銀」。
句番号作品作者
20合宿の司会している 蜂が来るドナルドスヌーピー&スティッチ
合宿中のイベントでしょうか。はりきって司会する作者のところに蜂が寄ってきました。司会しながらも、蜂にびくびくしている作者。緊張感がうまく描かれています。
句番号作品作者
27大アゲハ 市長さんと写真撮るミッキーマウス
学校訪問に来た市長さんでしょうか。市長さんと並んで、写真を撮ってもらう作者。「大アゲハ」に市長さんの大らかさ、親しみやすさが出ています。
句番号作品作者
31盆過ぎた ぼくのさいふがふくらんだ与那覇旦
お盆シーズンは親族せいぞろい期間ですね。親戚の人たちから、いっぱいおこずかいをもらった作者。嬉しさが一句にあふれていて、思わずお兄さんも「うらやましい・・」とつぶやいてしまいました。お兄さんの「銅」。