講評
(小中学生の部)
句番号作品作者
4運動会 日焼けしたねとお母さん孫悟空
走ったり跳んだり応援したりで、めいっぱい頑張った運動会。終わったあと、体は日焼けですっかり黒くなりました。そんな作者を見て、お母さんも大喜びの様子です。とても楽しい一句。お兄さんの「銅」。
句番号作品作者
7ハードルを運ぶ チョウチョをとまらせて端翔平
これも運動会の準備でしょうか。ハードルを運動場へと運ぶ途中、蝶が飛んできてハードルに止まりました。蝶が、競走への高まりをさらに盛り上げてくれるようです。うまく瞬間をつかむことによって、いい句が生まれました。お兄さんの「銅」。
句番号作品作者
10運動会 終わった後の遠ガエル松尾芭蕉
今回は運動会関係の作品にたくさんいい句がありました。この句も運動会が終わったあとの静けさ、空白感が、「遠ガエル」でありありと伝わってきます。お兄さんの「銅」。
句番号作品作者
11キラキラとラムネのビー玉運動会メジャー山口
運動会の途中でひと休み、ラムネを飲んでいます。ラムネのビー玉のきらめきが、運動会のはなやぎ、活発さを表わしていて、とてもさわやかな一句になりました。お兄さんの「銀」。
句番号作品作者
25国旗けいよう 首の後ろがツンとする与那覇旦
「首の後ろがツンとする」というフレーズにひかれました。国旗けいようの時のあの独特の緊張感がみごとに描かれています。お兄さんの「銀」。