講評
(小中学生の部)
句番号作品作者
4ブーメランがもどってこない桜散る林有理沙
ブーメランをビューンと遠くまで飛ばして・・戻ってきません。お兄さんも子供の頃、何回も挑戦したものですが、あれって難しいですよね。そのもどかしさと「桜散る」のはかなさが面白い取り合わせになっています。
句番号作品作者
9うぐいすだ 目ざまし時計が止まってるミッキーマウス
早起きしようと張り切って目覚まし時計をセットしました。ところが電池切れでしょうか、その目覚まし時計が止まってしまいます。目覚まし時計のかわりに、うぐいすのきれいな鳴き声で目覚める作者。さわやかな朝の情景が描かれています。お兄さんの「銅」。
句番号作品作者
14春の風 六年生として校門をチャーミーキティ
いよいよ新学年が始まりました。新六年生の作者。六年生として後輩たちのりっぱなお手本とならなければ・・。作者のそんな意気込みが伝わってくる一句です。
句番号作品作者
18時間割が決まった 飛行機雲のびる堂本海斗
これも新学年の始まりの一コマでしょうか。新しい時間割に目を通しながら、また一年間頑張るぞと気合いを入れる作者。「飛行機雲のびる」というフレーズが、とてもよく働いています。お兄さんの「銀」。
句番号作品作者
19参観日 少しふくらむチューリップ堂本海斗
今日は授業参観日。お母さんお父さんが来てくれるうれしさ、どきどきする気持ちが「少しふくらむチューリップ」から見えてきます。楽しい一句です。お兄さんの「銅」。