講評
(小中学生の部)
六年生のみなさん、中学三年生の皆さん、卒業おめでとうございます。また、上級生に進級するみなさんも、おめでとう。上の学校、学級に進んでも、俳句の楽しさを忘れずに、またここに参加してきてください。
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3広いゲレンデ リフトの友に手をふって安田有佑実
初めて参加したスキー教室なんでしょうね。わくわく感がとてもよくつたわってきます。
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4雪の夜 心のノートに書くことない安田有佑実
「心のノート」がいいですね。「書くことない」のは、きっと感動しすぎて言葉に出来ないのでしょう。そんな感じに受け取りました。
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6スキー板がぼう走だれも止められない川岸恵太
初心者なら、誰でもしてしまいますよー!私もスキーの板だけが勝手に滑っていってしまって困った経験があります。
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12雪の朝 給食当番表のずれ山下里奈
雪の朝はなんとなく気持ちがうれしくなるものです。「給食当番表のずれ」は雪の重みなのか、気持ちの現れなのか、どちらにとっても上手い取り合わせだと思いました。
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20水ぶきのぞうきんひんやり 新学期長谷川舞
新学期の掃除って嫌ですよね。雑巾のバケツの水もいつも以上に冷たく感じます。
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27算数の勉強長びく 雪ふってる山下里奈
算数の時間が伸びているわけではありません。そう感じるだけなんですよね。だって、外は雪。なんたって早く遊びたいんですから。素直な気持ちが出ていて良い句です。
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28寒すぎる ゼッケンのひもしばれない長谷川舞
これもスキー教室の一場面でしょう。早く滑りたい、でも、あせってゼッケンのひもも、もどかしくなるでしょう。それに確かに寒い!