講評
(高校生の部)
ようやく秋初めの風を感じられるようになったね。句作りには最適な季節だよ。学園祭、文化祭そのほか学園生活の句材も多いはず。友達も誘ってどんどん送ってくださいね。
句番号作品作者
1夏の夜の耳に熱けりその吐息百川蘭
なかなか大人っぽい句ですね。吐息は・・愛の想いだったのかな。ともかく実感が伝わってくる句ですよ。
句番号作品作者
2この輝き太陽にだって負けないわ百川蘭
季語はないけど、まさにこれは夏の句だよね。輝きのない若者が増えている昨今なのでこのような句に会うと嬉しくなるな。恋の輝きなのか、未来への輝きなのか・・いつまでも大切にしてほしいね。
句番号作品作者
3生ぬるい夜の君の目と夏の風百川蘭
作者のいらだちのようなものを感じるね。「生ぬるい」のは君の心なのかもしれないね。夏の風と君の目の取り合わせが面白いよ。