講評
(小中学生の部)
こんにちは。五月の連休も終わり、やっと生活のリズムが乗ってきた頃でしょうか。学校ではそろそろ運動会の用意や遠足で忙しくなってきていると思います。今回は多数の出句があり、嬉しく思いました。最近は寒くなったり暑くなったり、日毎に気温が変わるので、風邪をひいた方も多いようですが、気を付けて、また俳句を応募して下さい。
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4靴下の 穴からのぞく 晩ご飯
面白い句ですね。「晩ご飯」が「靴下の穴からのぞく」なんて!出来れば作品は五七五と一文字づつ空けずに続けて書いて下さい。ちょっと川柳みたいですが、こんな句もあっていいかしらと思いました。
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12春ですね自転車のベルまた鳴らす澤田優也
上五の「春ですね」の呼びかけのような言葉が明るくていいですね。自転車のベルも楽しそうです。サイクリングの一場面を想像しました。
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16長ぐつを洗う 雪がこいしくなる長谷川舞
「長靴を洗う」と「雪がこいしくなる」の間に一文字空いているのが、この場合はとても効いています。長靴を洗っていて、ふと、暖かくなったこの頃を思い、雪が溶けてしまった地面を見て「こいしくなる」のため息のような一言が出たんでしょうか。
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23たてぶえのドの音出ないウグイス鳴く澤田優也
たてぶえを習いはじめた音楽の時間でしょうか。最初はドの音がなかなか出ないもんですよね。「ウグイス鳴く」が良いですね。ウグイスも実はホ〜ホケキョと鳴けるまで、何度も練習するみたいですよ。練習してやっと良い声が出せるそうです。たてぶえも頑張って練習しましょうね。
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31担任の先生はだれ 始業式安田有佑実
始業式の時、今年は誰が担任になるのだろうとドキドキした覚えがあります。イヤな先生だったらどうしよう・・・そんな心境が良く出ています。
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35練習のメニューは同じ春野球柳瀬翔太
春になって野球部に入ったばかりなんでしょうね。最初は基礎練習ばかりで、なかなか試合はさせてもらえず、あまり面白くはないでしょうね。でも、頑張って基礎を身に付けて、早くレギュラーにんなれるといいですね。