講評
(高校生の部)
ようやくに桜が咲き始めたね。みんなの句ももっと咲いてくれると嬉しいのだけど・・。いつも言うけど友達も誘ってどんどん俳句の世界を楽しんでくださいね。
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1ハナビラが私の心に舞いにけり百川蘭
どんなハナビラだったのかな。ハナビラというカタカナ表記が効果的だね。俳句ではただ「花」という場合は桜のこと・・・そのまま春の季語になるのだよね。
句番号作品作者
2ふたりしてほっぺた可愛く桜色百川蘭
まさに「幼な恋」だね。そんな純なふたりの「景」が浮かんでくるね。その桜色のそれから先のふたりの「景」の句も見てみたいね。
句番号作品作者
3サクラサク信じて待つ恋卒業式百川蘭
この句の心は切ないね。「信じて待つ恋」というフレーズがこの句の命だね。卒業式の後にこの恋の花がきっと咲くと信じたいね。
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4真夜中を駆け抜けた僕らAM(午前)2:00百川蘭
無季だけれど「青春」を感じさせる面白い句だよ。下の句がかなり効果的だな。そしてやがて夜明けが来るのだね。