こんにちは、お兄さんです。新学期も始まり、心機一転張り切っておられることでしょう。もうすぐ待ちに待ったゴールデンウィークですね。どこへ行こうかな・・でも事故には十分気をつけてください。あと母の日もどうか忘れずに! |
句番号 | 作品 | 作者 |
5 | 立春の落とした針が見つからない | 林莉那 |
暦の上では、ようやく冬が終わりました。でもまだまだ寒い一日。「落とした針が見つからない」という何げない、でも深みのある描写が、そんな微妙な一日の様子と、うまく配合されて広がってきます。理屈や説明ではなく、感覚で「立春」をとらえた一句。お兄さんの「銀」。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
15 | リボンをギュッ送る会のプレゼント | ラン |
卒業生を送る会で渡すプレゼント。心を込めたプレゼントにリボンをかたく結びます。上の学校へ行っても、元気で頑張ってください・・。そんな作者の思いが伝わってくるようです。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
22 | かざり付け 紙の小鳥が笑ってる | 山下里奈 |
何かのパーティーでしょうか。紙の小鳥をいっぱい作って、会場の飾り付けです。「笑ってる」に作者の思い入れやワクワクする気持ちが出ています。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
31 | たんていごっこ 雪の足あと境内へ | ラン |
神社の境内へと雪の足あとが続いています。思わずその足あとを追ってしまう作者。「たんていごっこ」というフレーズが境内の静けさ、緊張感を表わしているようです。お兄さんの「銅」。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
34 | おもち焼き 顔もいっしょに ふくらんだ | 輝湖 |
おもちがやわらかく美味しそうに焼けてきました。おもちといっしょに思わず顔をふくらませてしまう作者。楽しいあたたかい情景です。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
40 | 雪やんだ 右に左に紙切る音 | 澤田優也 |
ずっと降っていた雪が止みました。紙を切るかすかな音が左右から聞こえてきます。何ともおだやかな時間。場の空気を「音」でしっかりととらえました。やわらかく味わい深い一句です。お兄さんの「銀」。 |
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