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小中学生の部 |
1 | 大太鼓寒きが花の咲きにけり |
2 | 風見ずや天に連なる霜柱 |
3 | おしるこを持つ手に雪が降ってくる |
4 | 寒菊に鳥の音響く日もすがら |
5 | じゅうたんが 厚いきじから 薄いきじ |
6 | スキー場 背高のっぽの木が一本 |
7 | 黒板にうすい傷ある すき間風 |
8 | おいしいと一口食べたもちを見る |
9 | 雪の道ふと空気がきれいだと思う |
10 | 将棋する王が取られた駒投げる |
11 | 靴下買うスキー学習近づいた |
12 | 雪の朝 遊ぼう遊ぼうと手紙くる |
13 | イカの天ぷらフォークにつきさす友笑う |
14 | ジャンケンに負けてゴミ捨てふぶいてる |
15 | 負けた卓球 体育館が寒すぎる |
16 | スキーホテルの夜です今ごろ母さん何してる |
17 | 雪の夜カタンカタンとミシンふむ |
18 | 今降っているのが初雪クリスマス |
19 | 天や地や枯木樽なる翁の酒 |
20 | 「給食大好き」歌って帰る 雪の道 |
21 | スキー帽取る 友の髪の毛 荒れている |
22 | スキーリフトはこわい鳴ははら時計 |
23 | 雄雌の鴨の潜るや舟独り |
24 | 雪景色 気ずいて見れば なつかしい |
25 | 動物の足あと見ている ホテルの窓 |
26 | 投句するいいやつないなと悲しいな |
27 | 足のうらひびわれ宿題進まない |
28 | 母さんは、韓国ドラマふぶいてる |
29 | キラキラとスケート場みたいなちゅう車場 |
30 | 初雪だ寒くなったと窓しめる |
31 | 実験のビーカーミョウバンもやもやと |
32 | 積木など転がしている お留守番 |
33 | ベーゴマが回った屋根の雪落ちた |
34 | 外は雪 ドアをだれかがノックして |
35 | キュッキュッと窓ふく 赤い手がまんして |
36 | 文集づくり パソコンの文字またちがう |
37 | 雪いぱいつららが長いスキー場 |
38 | 早く来すぎたさぎちょうまだつかない |
39 | バスケットシュートを一回決めました |
40 | ことをひくのに力はいらない手がつかれる |
41 | 自転車をこぐ 指がこごえそう |
42 | 雪の道せまくなってとうれえない朝の道 |
43 | 交かんノートをかばんにしまう 雪降ってる |
44 | むれているスズメ 中の一羽は太ってる |
45 | ハイジがいそうな山のてっぺん 雪飛ばす |
46 | 右手にはラーメン ホテルの部屋を間違えた |
47 | バス降りるスキー場が広がってる |
48 | パソコンにみんなが夢中ぼくもやる |
49 | 今おなかが減って雪食うが味しない |
50 | 雪の道交通事故がおきている |
51 | もうやめよあたまに当たった雪合戦 |
52 | リフトから友に手をふる笑ってる |
53 | 宿題の腹がギュルッと鳴りました |
54 | サイコロを振ってスタートお正月 |
55 | よく見ると 人々の服 衣替え |
56 | 遠い山ストック二本雪にさし |
57 | なれた道冷たい風がほほなでる |
58 | 「さようなら」雪の花びらふってきた |
59 | 声あげてグラウンドの氷割っている |
60 | 新しい千円札です お年玉 |
61 | 雪の朝 歯ぶらしそろそろかえようか |
62 | アノラツクのチヤック首まで母が呼ぶ |
63 | 寒くても 走ると気もちい 汗が出る |
高校生の部 |
1 | 甘い恋蜜柑の筋も取らないの |
2 | 雪の中ゆきますバーゲンセールかな |
3 | 過ぎし日のおもひで辛くチョコレート |
4 | 寄せ鍋によせよあいつを誘うのは |
5 | 戻らない時間とともにバレンタイン |
6 | 凍てついた青空に祖父溶けにけり |
7 | 大雪にため息行きの航空機 |
8 | 3歳の従弟よリンゴをかじる歯よ |
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