こんにちは、お兄さんです。暑さ寒さも彼岸まで。ようやく本格的に暖かくなってきましたね。皆さんはもう春休みでしょうか。今年は花粉がひどいみたいです。どうぞ花粉症対策は万全に・・。もうじき桜の季節です。 |
句番号 | 作品 | 作者 |
3 | おしるこを持つ手に雪が降ってくる | 柳瀬翔太 |
今日は屋外イベントの日です。もしかしたらスキー教室でしょうか。ちょっと一休み。お汁粉ができ上がり、みんなに振るまわれます。この句、おしるこのあたたかさと雪の冷たさとが、みごとな対比になっています。こんな時、おしるこは何よりのご馳走ですね。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
6 | スキー場 背高のっぽの木が一本 | 山下里奈 |
今日も大にぎわいのスキー場。誰からでも見えるような大きな木が一本立っています。みんなが迷子にならないように、あるいは待ち合わせ場所に、とても役立っていることでしょう。まさに背高のっぽの木は、スキー場の守り神のようです。お兄さんの「銅」。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
17 | 雪の夜カタンカタンとミシンふむ | 澤田優也 |
しんしんと雪のふりつもる夜。家の中も静まり返っています。その静けさのなか、ミシンを踏みはじめました。ミシンの「カタンカタン」というかすかな音が、まわりの静けさをさらに強調しているようです。味わい深い情景です。お兄さんの「銅」。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
25 | 動物の足あと見ている ホテルの窓 | 安田有佑実 |
山中にあるホテルでしょうか。窓からおもてを見てみると、地面にたくさんの動物の足あとがあります。動物たちが遊びに来ては、作者たちを歓迎してくれているのでしょうか。こういうホテルに泊まりたくなります。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
33 | ベーゴマが回った屋根の雪落ちた | 長谷川舞 |
「ベーゴマが回った」と「屋根の雪落ちた」。もともとは関係ない二つの動きが、たまたま同時に起こりました。作者はそこに何やら不思議なつながりを感じます。その不思議さに「詩」を見い出した作者。面白い一句です。お兄さんの「銅」。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
56 | 遠い山ストック二本雪にさし | 林莉那 |
スキーの練習中、ふとストックを刺して一休みの作者。山々の爽やかな景色に、しばらく心を奪われる時間です。景色がきちんと伝わってきます。あの山もあっちの山もすべってみたいな・・。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
61 | 雪の朝 歯ぶらしそろそろかえようか | ラン |
雪の朝、ふと歯ブラシの傷みに気づきます。こんな歯ブラシじゃ僕の歯きれいにならないな・・。何とも美しい真っ白な景色に包まれての、この思い、よくわかります。お兄さんの「銅」。 |
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