みなさんこんにちは。お兄さんです。今年ももう残りわずかになりましたね。朝晩すっかり冷え込んできました。どうぞあたたかくして寝てください。最近少し投句の数が減ってきたようです。頑張りましょう! |
句番号 | 作品 | 作者 |
8 | 台風だ あなたの好きな人はだれ | 安田有佑実 |
今年は台風が多かったですね。まさに台風のまっただ中、じっと台風が過ぎるのを待っている作者。ふと「あの人」はどうしているかな、大丈夫かなと気になります。そうそれはきっと作者の好きな人・・。この気持ちとてもよくわかります。台風という状況を活かして、うまく心理を表現しました。いい句だと思います。お兄さんの「銀」。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
10 | 秋祭り朝の店には誰もいない | 安田有佑実 |
昨日は秋祭りの縁日でした。食べたり飲んだりゲームをしたりと楽しい夜を過ごしました。翌朝、学校へ行く途中、通りがかった神社をそっとのぞいてみると、もう誰もいません。シーンとした中で、昨夜の楽しかったことをあれこれ思い出す作者。実感があります。お兄さんの「銅」。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
16 | ソーラン節の汗がたらたら トンボ来る | ラン |
盆踊りでしょうか。ソーラン節に合わせ踊る作者。リズムをうまくつかんで踊るのは、けっこうむずかしいです。一生けんめいの作者のそばに、トンボが寄ってきました。きらきらと羽を光らせながら、作者の心を盛りたててくれているようです。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
19 | バーベキューぶよぶよしているさわってみる | 森本壮胤 |
バーベキューの日。「ぶよぶよしている」のは、まだ焼けていない肉でしょうか。それとも魚介類? 想像をかき立てられます。「さわってみる」から作者のちょっとこわばった表情が伝わってきます。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
21 | パンダみたいにむしゃむしゃ二学期始まって | 川岸恵太 |
楽しかった夏休みも終わり、新学期が始まりました。遊びすぎたのか、暑さのせいか、何だかちょっと疲れ気味。ここはたくさん食べて、もと通りの元気いっぱいの体に戻さなくては・・。「パンダみたいに」がうまく決まっています。お兄さんの「銅」。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
23 | 宿題がまだ終わらない 祭り笛 | 安田有佑実 |
いよいよお祭がはじまったようです。部屋の中にも流れてくる軽快な笛の音。でもまだ宿題が終わらない作者・・。あせる作者の気持ちが、状況の描写だけできちんと出ています。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
25 | キャベツしゃきしゃき雨のバーベキュー | 安田有佑実 |
せっかくのバーベキュー大会なのに残念ながら雨が降り出しました。ちょっとどんよりした場の空気ですが、キャベツのしゃきしゃきした歯ごたえに、いくぶん救われた感じです。目のつけどころの新鮮さを買います。 |
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