講評
(高校生の部)
本当に暑くて、台風も次々くる大変な夏でしたね。地球が怒っているのかもしれません。もっと自然を大切にしなければいけないのでしょう。俳句は自然をみつめる心が大切ですね。このところ投句が少ないな。お友達も誘ってどんどん送って下さい。
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1淋しくてたまらない夜秋のつき百川蘭
秋の月は癒されるものですね。「淋しかったら淋しくてもいいのよ。明日はきっとうれしいことがあるから・・」月の語りかけを感じる秋の夜ですね。
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2イジワルな夏の宿題あと二日百川蘭
7月中にすませてしまえばいいのについつい後回しにしてしまって始業式の前の晩にあわててやった思い出が先生にもありますよ。このような青春の本音の句もどんどん送って下さいね。
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3夏の恋君に出逢えてよかったよ百川蘭
この句も「青春俳句」ですね。夏に出会う恋って多いですよね。それだけ心も燃えているのでしょう。出会えてよかったひとを大切にね。秋が来て「飽き」が来ることがないように・・。
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4憂いさえ飛んでっちゃいそうこの台風百川蘭
台風の凄さを「憂いさえ飛んじゃいそうな」と詠んだのがお手柄だし、まさに若さの句だよね。喜怒哀楽すべて吹き飛ばしそうな台風・・先生の亡くなった母はそんな台風の中を走りまわるのが大好きだったな。きっと辛さを飛ばしちゃいたいとも思っていたのかも。
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5愛だけじゃないよ世の中友情も百川蘭
多分「友情」の重さは「愛」を越えることも多いのだろうね。特に高校時代の友情は一生ものだから・・。俳句にするときはやはり季節感を感じさせるものにしようね。