こんにちは、お兄さんです。今回はたくさんの人が選句に参加してくれて、うれしく思います。これからもよろしくお願いします。暑い日が続いていますね。くれぐれも日射病には気をつけて下さい。外に出る時はぜひ帽子を忘れずに。すこやかで楽しい夏でありますように。
句番号	作品	作者
6	運動会の得点発表　ツバメ飛ぶ	森本壮胤
クラス一丸となって頑張った運動会。いよいよクラス別総得点の発表です。どきどきするクラスの仲間たち。そんな時ツバメがすーっと運動場の上空を横切りました。ツバメの登場が場の緊張感をさらに高めているようです。ツバメの空に向かって思いきり喜びの声をあげたい！お兄さんの「銅」。
句番号	作品	作者
9	行進のうでにもちから汗流れる	山口瞳
これもまた運動会のひとコマでしょうか。全校そろって行進の真っ最中です。足並みをそろえると同時に腕の振りもきちんと合わせます。じんわりと腕にも汗。みんなの気合いと頑張りがよく伝わってきます。ひとつの発見がいい作品を生みました。
句番号	作品	作者
11	消しゴムがまだまよってるウグイス鳴く	山下里奈
テスト中でしょうか。この答えでいいのかな、間違ってるかなあ、とあれこれまよう作者。そんな作者のまよいを「消しゴムがまだまよってる」と表現しました。自分の思いを、うまく「物」（この句の場合は消しゴム）にたくしたことによって、面白い作品になりました。ウグイスが声援を送るように鳴いています。お兄さんの「銅」。
句番号	作品	作者
24	小太鼓をまた間違えたチョウチョ飛ぶ	澤田優也
今回は、動物の動きをうまく活かした作品が多かったです。この句もその一つ。鼓笛隊の練習中。なかなかうまくたたけない小太鼓。作者のくやしさや焦りとは無関係にゆうゆうと楽しそうに飛んでいるチョウチョ。チョウチョの動きに少し心を休めたら、さあまた練習です。
句番号	作品	作者
26	地図帳のページをめくる春の風	林莉那
広げっぱなしの地図帳にやさしく春の風が吹いています。風にめくられて、次々に開かれていく地図。土地から土地へ、国から国へ、それはまるで春の風にのって旅をしているよう。想像力をかき立てられる一句です。お兄さんの「銅」。
句番号	作品	作者
32	むしった草が山盛り　ぐっとふんでみる	森本壮胤
汗をいっぱいかきながら一生懸命にやった草むしり。むしった草の小さいお山ができました。それをしっかりと足でふみしめながら、「よくやったなあ」と作者。その気持ちわかります。
句番号	作品	作者
36	春の風　リコーダー上手に吹けました	森本壮胤
リコーダーの練習中でしょうか。失敗せずに一曲きちんと吹けるまで頑張る作者。あ、いけるかな・・やったあ、終わりまで間違えずに吹けた！　春の風も「おめでとう！」と言ってくれているようです。
句番号	作品	作者
38	田植えした足はベトベト　ゾンビだぞ	どんべい
今日は朝から田植えのお手伝いでした。終わったあと自分の体を見てみると全身泥だらけ。特に足がすごいです。「ゾンビだぞ」から、ただならぬ疲れと、仕事をやりとげた誇らしい気持ちとが伝わります。何はともあれお風呂へ直行！