
 |  |  |  |  |  |
小中学生の部 |
1 | 移動図書で借りる 長い本 薄い本 |
2 | 消しゴムの休む間もない感想文 |
3 | 水たまり わたしの足を引きつける |
4 | お兄ちゃんが三振 コスモスゆれている |
5 | プールが冷たい 米が不作という冷夏 |
6 | 金星が近づいたという 風鈴なる |
7 | 宿題がすんだ 夕食まだらしい |
8 | バーベキューの香り広がる アブラゼミ |
9 | 電線で巣作り相談するツバメ |
10 | あくびした ラジオ体操間違えた |
11 | ピストル待つ 心臓の音大きくなる |
12 | ホタルがいない この川は苦いのか |
13 | 天の川祖母の命かえりけり |
14 | セミの声 雨の後でもおかまいなし |
15 | 運動会 アリの行列乱れてる |
16 | 寝る前の大きなあくび フラミンゴ |
17 | 音立てて波切っていく遊覧船 |
18 | 暑いと思う セミの声が倍に聞こえる |
19 | シャボン玉 私の顔をうつしてる |
20 | 波を光らす 夜の遊覧船 |
21 | ぶら下げたてるてる坊主に天気を聞く |
22 | 貯金箱のアイディア浮かんだ プールへ行く |
23 | 天の河星座はどこにあるのやら |
24 | 五時間目 ザックザックと稲を刈る |
25 | 運動会終わった後の道一人 |
26 | 確かに網に入った魚 川光る |
27 | カラスにはいろんな鳴き声 夏終わる |
28 | マラソン大会 稲の穂キラキラ光ってる |
高校生の部 |
1 | 貸し借りの消しゴム秋の指触れて |
2 | 矮小なる大地背負いて天の川 |
3 | 獺祭忌なんと頭蓋の丸きこと |
4 | 十月のハンガーなべて左向き |
5 | カーブして遂に月去る車窓かな |
6 | 花木槿いつも南に海響く |
7 | 卓上のアケビはいつも油絵に |
8 | あきざくら前線低気圧通過 |
9 | ジージャンの母に生まれる秋の風 |
10 | 火星までいっしょに行こう蜘蛛の糸 |
11 | 爪切りに切れぬ恋あり椿の実 |
12 | 徒歩電車自転車そして徒歩帰燕 |
13 | オジギソウニモキラワレテ |
|
|
 |  |  |  |  |  |
|
|