
 |  |  |  |  |  |
小中学生の部 |
1 | 滑って滑ってプール掃除の服びしょびしょ |
2 | 「ごめんね」と見れば仲良し知美ちゃん |
3 | 窓開ける 木々の緑に誘われて |
4 | 子猫さん ミルクが顔にたれてるよ |
5 | 野外のカレー 先生おかわりどうですか |
6 | 宿泊学習の疲れ残して算数です |
7 | ジャンプして見る 白旗が上がっている |
8 | 五分で交代 カヌーでこぐと手が疲れる |
9 | 「火がついた」「消えた」と野外炊飯です |
10 | 先生がけが プールには入れない |
11 | 朝のテント カラスのふんが落ちてきた |
12 | 雨音に合わせてピアノの練習する |
13 | 英語教室 訳も分からずうなずいて |
14 | 岩魚焼く煙 緑の山へ行く |
15 | 塩かける 岩魚の心臓取り出して |
16 | 鉄の棒は思い テント設営中 |
17 | 自由形 息継ぎうまくできました |
18 | 石運ぶ 新聞記者が来たという |
19 | 頂上が見えた ロープをつかむ手に力 |
20 | 水をバシャバシャ カヌーをこぎました |
21 | エビアンも出羽三山も夏の水 |
22 | クルクルと陽射しがまわる額紫陽花 |
23 | 委員会 プールのことを考えてる |
24 | 火がつかないキャンプファイヤー 月笑う |
25 | 熊が出そう キャンプファイヤーの火が消えそう |
26 | キャンプファイヤー お月さんが熱いという |
27 | テント完成 記念撮影に笑ってる |
28 | 強いにおいの蚊取り線香 テントの中 |
29 | 炊飯の煙もくもく セミ鳴いてる |
30 | 宿題がいやだとカラスが鳴いている |
31 | 花菖蒲 わたしの仕事は土運び |
32 | ビオトープ改修 ホタルよやってこい |
33 | 雨漏りがしないか テントを見上げてる |
34 | 宇波川 ほんとにメダカがいるのかな |
35 | 台風が近づいている黒い雲 |
36 | カワニナの水槽 キャベツは穴だらけ |
37 | 野外のカレー「こげているぞ」と友笑う |
38 | 梅雨続く 期末テストは手ごわそう |
39 | テントの中は狭い リュックが多すぎる |
40 | じりじりと太陽浴びる テント張る |
41 | おみくじの吉が気になる新学期 |
42 | 梅雨続く 算数期末終わったぞ |
43 | テントを張る 蚊に刺されてる 汗出てる |
44 | キャンプファイャー始まる 火の粉を舞い上げて |
45 | リレーの番待つ アリがくつにのぼってくる |
46 | 友を待つ 重い荷物を持ちなおし |
47 | 奉仕作業 ホタルがいっぱい飛ぶといい |
48 | 息継ぎする 飛ぶ鳥確かに見えました |
49 | 百メートル ねんざの足をなでて待つ |
50 | 夏休みあってもなくてもドレミファソ |
高校生の部 |
1 | 風鈴がエイトビートになることも |
2 | 夏休み僕の前には道がない |
3 | 無邪気なる朝 空蝉を潰しけり |
4 | 夏木立受験戦争ゲリラ戦 |
5 | 早弁の女生徒がいる夏燕 |
6 | 陽炎の本気足りない冷蔵庫 |
7 | 万緑を万緑にして朝がくる |
8 | 十六夜に十七歳が余っている |
9 | くすむたるステンドグラス星涼し |
10 | 七月のしちの発音 |
11 | 鴎外忌列車は電気で走っていく |
12 | 焦(じ)らすように焦(あせ)らすように青田波 |
13 | テスト返却剥離骨折する西瓜 |
14 | だれでしょう眼鏡外した浴衣の子 |
15 | 窓外の車赤くて夏館 |
16 | 漢字書き取り入道雲が増えてゆく |
17 | 朝焼けや十里の雲を手繰り寄せ |
18 | 日雷毛穴がみんなびっくりする |
19 | 初浴衣襟合わせける線路かな |
|
|
 |  |  |  |  |  |
|
|