始めまして。これから講評を担当する兎先生です。初めてのネット句会で作品を拝見しました。しっかりした句でこれからが楽しみです。新学期で忙しいと思いますが、どんどん作って投句して下さいね。今回は少ないので全句しました。 |
句番号 | 作品 | 作者 |
2 | 春の雷すべての亀が動きだす | 集隆史 |
春の雷すべての亀が動きだす 集 隆史季節の訪れが中七下五で言い得ています。「春の雷」という季語も効果的に使われて俳諧味もありよく出来た句です。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
1 | 自分という抽象画あり桜の夜 | 集隆史 |
自分という抽象画あり桜の夜 集 隆史現代的な句で上五中七の表現もなかなかですが「桜の夜」が付いています。季語の付きすぎは句が痩せるのでもう少し離したほうがいいでしょう。よく書けているので惜しいと思いました。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
4 | おぼろ夜の一筆書きでひとを描く | 集隆史 |
おぼろ夜の一筆書きでひとを描く 集 隆史「おぼろ夜」では情感が深まりすぎて中七下五の心情と重複しますが書けている句です。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
3 | キャベツ畑が反抗期に入る木曜日 | 夢野サリー |
キャベツ畑が反抗期に入る木曜日キャベツ畑「が」という助詞があるため解りずらい句となっています。「が」とつながず切れを入れて下さい。キャベツが畑で日毎に太っていくように、週末へ向かい自分の気持ちが尖っていく感じが伝わります。 |
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