講評
(小中学生の部)
 新年明けましておめでとうございます。
インターネットジュニア句会の皆さん今年もよろしくお願いいたします。
 2013年、今年の抱負は決まりましたか?お姉さんはと言うと……今やれること、今したいことをなるべくすること。緩やかな決心をしました。

句番号作品作者
1くつ下の穴から 秋をのぞいてる東和哉
 誰がのぞいているのかな?穴から向こうをのぞいているのは足の指かもしれないなと思うとどの指かな?やっぱり親指かな?などとおもしろみがあってクスッと笑ってしまいます。秋をのぞいているという季語の使い方もいいと思いました。

句番号作品作者
3駅伝は 落ち葉をサクサク ふんでいくキティーちゃん23
 駅伝をあまりしたことがないし、長い距離を走るのがちょっと苦手なのですが、落ち葉を踏んで「サクサク」と軽やかに走れたらきっときもちがいいでしょうね。落ち葉を踏む音を「サクサク」とした軽やかさがいいと思いました。

句番号作品作者
21完走だ 空には2匹の 赤とんぼうてな
 走りきった気持ちよさがストレートに伝わってきます。完走したうれしさがあふれています。実際にその時に赤とんぼがいたのですね。
 「空には2匹の」のままでもいいと思いますが、「空に2匹の」か「空には2匹」としてみると七音になるのではないかと思いました。

句番号作品作者
24あかとんぼ のばした指を無視してる天坂晋
 赤とんぼがいるとつい指を伸ばして、止まってくれないかなと思います。が、なかなか止まってくれません。確かに無視してると思います。共感できる情景でした。少し説明的になっているので、もう一ひねりあるといいなと思いました。