6月が終わり、夏休みがぐーんと近づいてきましたね。少し気もちがうきうきしてきませんか?楽しい計画やがんばろうと思うことなどがあれこれと浮かんできているのではないでしょうか?
7月も俳句を楽しみましょう、投句楽しみに待っています。
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句番号 | 作品 | 作者 |
2 | 花の山 だれかにかたをたたかれる | ニコニコスマイル♪ |
花の山、花といえばやはり桜の山ですね。山全体が桜の花で埋め尽くされて、花に見とれているとこんこんと肩を叩かれる、ふっとふりかえると…。そんな情景が見えてきました。桜の花は美しすぎて怖いくらいに感じることがあるとか。 そんな感じが、後ろから叩かれることとうまくあっているように思いました。
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句番号 | 作品 | 作者 |
4 | 筆箱にとまったはえとにらめっこ | かどっぴ |
小さな虫や動物、植物は俳句によく登場します。「蠅」にも有名な句があります。この句の作者もきっと手や足をする蠅をじっと見ていたんでしょう。「にらめっこ」をしたというのはいいなあと思いました。蠅とにらめっこした作者自身の顔を詠んだら、どんな俳句になるのかな…と思ったりしました。
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句番号 | 作品 | 作者 |
5 | カーネーションいっぽんいくら ほほにかぜ | 天坂晋 |
母の日にカーネーションというのは、どうしてそうなったのかくわしい理由はわかりません。バレンタインにチョコ。母の日にカーネーション、父の日に向日葵とか。とにかく、みんながやると私も、という気もちについなってしまいますが、もので伝えるのではなく、心を伝えることを大切にしたいですね。 この作者は、カーネーションを買ったのか、買わなかったのか? 「ほほにかぜ」というはぐらかしたような言い方がいいなあと思いました。
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句番号 | 作品 | 作者 |
19 | 春の宿 Sのゆかたも ぶかぶかです | キティーちゃん23 |
Sサイズの浴衣がまだ大きすぎるそんな時がお姉さんにもありました。大人サイズのSでは当然ですね。春の宿泊先でのことでしょう、きっと、浴衣だけでなくまだまだいろいろなものがぶかぶかなのかもしれませんね。今にきっと、体も心もSのサイズではきつくなる時が来ると思います。 「作者の今」の気もちを素直に詠んでいていいなぁと思いました。
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句番号 | 作品 | 作者 |
25 | メモちぎり 父は小さなツルを折る | ニコニコスマイル♪ |
メモをちぎって、お父さんが小さなツルを折っている。『ツル』を折ることには「願い」とか「祈り」と言うイメージが出て来ることが多いです。この句では、「メモちぎり」と言っています。お父さんの癖なのかもしれません。四角い紙を持つとついツルを折り始めてしまう。手持ち無沙汰っていうことばがありますが、何となく間が持てないと手を動かしてしまう、そんなお父さんのしぐさを詠んでいるのではないかなと思いました。
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