春、気持ちよくすごしていますか？今年は桜が咲くのを待ち遠しく思っていました。やっと春。何となくうきうきします。「よしやってやるぞ」とやる気が出てきますね。俳句のほうもたくさんの投句待っています。
句番号	作品	作者
5	「すべった」も「落ちた」も禁句雪続く	たっざん池永
なんと言っても語呂がいいというか、声に出して読むととても調子がいいです。「たも」の音、「く」の音の繰り返しが効いていました。雪がたくさん降るところでは何かといえば「すべった」と「落ちた」が会話の中に出てくるのでしょうか。受験生には禁句ですね。 　最後の「雪続く」でとても俳句らしくなっていると思いました。
句番号	作品	作者
11	おるすばん　なだれのように屋根の雪	みのまこ
一人で留守番、ちょっと心細いですね。屋根の雪がどっと落ちて、作者がびくっとした瞬間があったのだと思います。 　雪崩を見たことがないせいか、「なだれのように」というのは案外わかりにくい感じもします。屋根の雪が落ちた時のことを「なだれのように」ではなく違う表現ができるとさらにいいのではないかと思います。
句番号	作品	作者
28	トランプのマジック始まるほりごたつ	たごゆうり
楽しそうな句でとてもいいなあと思いました。みんながわくわくして見ている様子が目に浮かびます。あるいは作者がマジックをするのかもしれません。する方も見る方も緊張して見入ってしまうのがマジックですね。 　お姉さんも簡単なマジックならできるんですよ。宙に浮く紙コップとか。
句番号	作品	作者
29	母さんの　ココアホカホカ試合の日	えばこう
寒い日の試合。何の試合でも試合の日にお母さんの応援があるとうれしいですね。温かいココアならなおのこと、心も体も温まります。 　試合の結果もきっと納得がいくものだったのではないかな。
句番号	作品	作者
31	仏だんにバレンタインのチョコをおく	新家まひ
これは、少し悩んで選句しました。どうして「仏壇に置く」なのか、いろいろと想像しました。チョコに込めた思いが伝わることをいっしょに願って、感想にさせていただきます。