新しい年が始まりました。みなさんはどんな抱負を持ちましたか？お姉さんは、なにか新しいことを始めようと思っています。一年の計は元旦にあり。今年はよい年になりますように。 今回はたくさんの投句ありがとうございました。今年も俳句をたくさん詠みましょう。
句番号	作品	作者
5	母さんの　ゴッドハンドが　さんまやく	みのまこ
お母さんの手・・・ゴッドハンド。 秋刀魚は秋の季語なので、秋に詠んでおいた句なのでしょう。 お母さんの手にかかれば、料理を代表する秋刀魚だけでなく、裁縫も、掃除も、洗濯も、またある時は病気の手当まで、まだまだある母さんの手のすごさ。それが「ゴッドハンド」。母さんの手に対する作者の思いが伝わってきました。
句番号	作品	作者
21	コオロギのすばしっこさを言う一人	たごゆうり
コオロギのすばしっこさに気づいた人がひとりしかいなかったのでしょう。それは作者だったのでしょうか。 コオロギの鳴き声や形や色ではなく、動きに目を見張り、こう思う、と言ったときの気持ちよさを感じる句です。
句番号	作品	作者
28	ほしかぞえるだんごひとくちほうばって	たっけーこうのすけ
星の観察をするのは、冬になると寒くて大変ですね。冬の大三角形、カシオペア、オリオン、北斗七星。冴え冴えとした冬の夜空。 「だんごひとくちほおばって」という表現からちょっとおどけた感じや、ほんの少しだけほんわか暖かい空気を身にまとって思い切って外に出たぞというイメージがわいてきて楽しくなりました。
句番号	作品	作者
33	秋の夜ビー玉踏んでマッサージ	おけ航平
うちでも、よくお母さんがゴルフボールや野球ボールを使って足裏や腰のマッサージをするので、ビー玉でも気持ちよさそうだなと思いました。頭が冴えてきそうですね。作者が秋の夜に実際にやっている姿が浮かんできます。 もう一ひねりして、「マッサージ」ではなくやってみたときの気持ちよさを表現できたらさらにおもしろいのではないかと思います。
句番号	作品	作者
44	雪つりの二等辺三角形風わたる	山ユッピー
雪から木を守るための雪つり。おねえさんの住んでいる関東地方では、あまり見かけません。作者の住んでいる地域では、雪がたくさん降るのでしょうか。 「雪つりの二等辺三角形」と詠んだところをいいと思いました。「風渡る」も清々しい冬の感じが伝わってきます。