2011年、初のお姉さんの感想です。
皆さん、年末の忙しいときにがんばって投句してくださいました。選句もしてくれる人が増えてきました。投句も選句も、今年もよろしくお願いします。
うさぎ年の今年は、何事もあきらめずにぴょんと一歩踏み出す勇気を持ってがんばりたいと思います。
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句番号 | 作品 | 作者 |
1 | 小走りの カイロを道に落としちゃう | 子まり |
寒い日に小さな使い捨てカイロをポケットに入れて登校する子がいますね。かわいい使い捨てのカイロもありますね。お姉さんも香り付きのカイロを見つけて、つい買ってしまいました。 作者も寒さを忘れて小走りしたら「落としちゃ」ったのでしょう。「落としちゃう」という表現は俳句としてはどうかなと思いましたが、楽しさを感じられるのがよいですね。
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句番号 | 作品 | 作者 |
7 | 手袋をつける喜び「行ってきます」 | ミッキーTJ |
寒さを吹き飛ばす楽しさがあふれていると思います。 手袋はお気に入りのものなのです。お気に入りというのは何物にも代え難い、幸せな気持ちにしてくれます。この手袋さえあれば、どんなに寒くたって元気に「行ってきます」が言えるのですね。作者が毎日の中でこのような小さな「喜び」を大切にしていることはいいなあと思いました。
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句番号 | 作品 | 作者 |
8 | これからは 何を言っても 良いんだよ | 田中一茶 |
まるで、誰かにかけてもらった言葉のようで俳句といえるのかなと思いました。何度も繰り返し呟いているとこう言ってもらえたら気が楽になるなあと思いました。言いたいことを言えずにいる、そんな気持ちがすっと軽くなるようでした。 でも、自由には責任が。「何を言ってもいいけど言ったことには責任を持つ」ということなのでしょうか。
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句番号 | 作品 | 作者 |
11 | 電柱に絡んだつたの葉 みかん色 | ドナルドダック |
「蔦」は秋の季語で、今の季節ではないのですが、まだ残っていたのでしょうか?絡んでいたのが電柱なので、上の方まで伸びていたので残ったのかな?蔦の葉の色を「みかん色」という使い方はあまり見ないけれど、挑戦してみたところがよかったと思います。 |
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句番号 | 作品 | 作者 |
14 | 星の夜トナカイのベル聞こえそう | ミッキーTJ |
季語がみあたりませんが、「トナカイ」も「ベル」も12月のクリスマスにはつきものです。星空を駆け抜けるサンタクロースを乗せた橇。 冬の夜の空には、寒さのせいでキラキラとさらに星がきらめいていて、こんな空想も広がるかもしれませんね。
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