句会「現代俳句のつどい」

司会 前田弘

場所 現代俳句協会事務所

開催予定 毎月第1土曜日(PM1:00~5:00)当協会員による相互批評句会。

     次回は8月4日土曜日。


第398回現代俳句のつどい (30.7.7)
 
羅の本心は暑いらしい       金子 功

漂白をされずに残る沖縄忌     鍬守裕子

南極のあわやを崩すかき氷     若林つる子

刑の執行まるまると白桃      田中いすず

こいびとと死なぬ螢を飼っている  石山正子

平成を片付け始む七月六日     朝倉さとえ

割り込んでしばらく蟻になりすます 松井真吾

ゆうれいの脱力で戦争に反対する  岡田一夫

夏山も馬も時間の旅にあり     川名つぎお

七月の雨が黙って降り止まぬ    小町 圭

夕暮れを振り絞りたる河鹿笛    杉本青三郎

温泉につかるようプールに入る   中内火星

地球はみ出さず濁流とタンポポ   大坪重治

こはれもの注意の爺の端居かな   佐藤晏行

釘一本曲がった黄泉に蚊帳をつる  大川竜水

出目金の目玉とあさっての行方   普川 洋

自画像の茄子に似ている血筋かな  小湊こぎく

地下鉄の吊革長短サングラス    藤方さくら

死刑執行夏ぐみの渋さ       吉田香津代

唇が聞き耳立てる螢の夜      秋谷菊野

湯上りに有機トマトをかぶりつく  劔物劔二

ポスト脇百ホーンの濃いあじさい  横須賀洋子

半球は夏至日銀の大時計      岡田淑子

牛蛙うしろ姿が気になるか     前田 弘