句会「現代俳句のつどい」

司会 前田弘

場所 現代俳句協会事務所

開催予定 毎月第1土曜日(PM1:00~5:00)当協会員による相互批評句会。

     次回は3月2日土曜日。

 

               
第405回現代俳句のつどい  (31・2・2)  
 
パントマイムで春を迎えに行く      金子  功

大根と猫わたくしとボールペン      田中いすず

着ぶくれてまるで動けぬがんもどき    中内 火星

自動ドアにはさまれそうなバレンタイン  大川 竜水

初鶯座っていても速度感         大坪 重治

窓磨く光は春になる途中         表  ひろ

取説の通りに生きる 寒林        秋谷 菊野

廃村のきさらぎきみの音沙汰       川名つぎお

青になるまで流氷の力尽く        杉本青三郎

春隣飴切る音がはねている        鍬守 裕子

寒卵の重たさを言う満十歳        吉田香津代

一声ですむ丹頂のラブコール       ダイゴ鉄哉

大根を卸す力の余生かな         岡田 一夫

言葉にもマスクをかける初春(はる)の風    普川  洋

冬逝けり三十六度五分の肉        松井 真吾

翰林の客となりたる夜の雪        小湊こぎく

この恋は父を泣かせる冬薔薇       藤方さくら

海一月小さき津波のようなひと      石山 正子

二月二十日自然児兜太一周忌       劔物 劔二

相応のハードル超えや野水仙       若林つる子

春の雷玉手箱は上底です         横須賀洋子

雪どけやすっくと立ちぬダライラマ    岡田 淑子

沈黙を許され白鳥の素顔         前田  弘