句会「現代俳句のつどい」

司会 前田弘

場所 現代俳句協会事務所

開催予定 毎月第1土曜日(PM1:00~5:00)当協会員による相互批評句会。

     次回は10月6日土曜日。連絡先は秋谷菊野。


第401回現代俳句のつどい (30.10.6)
 
秋がくる他人のような足の裏      田中いすず

わたくしに釣瓶落しという辞令     松井 真吾

終点まで行って案山子にのりかえる   横須賀洋子

銀杏散る突然段ボールである      中内 火星

名月と関わりたくて皿を拭く      金子  功

人を赦せばぼんやりと夜の靄      大坪 重治

午後の手の銭臭きなり雁渡       岡田 一夫

破りたくてしようがない熟柿の皮    杉本青三郎

台風一過さあ病院に行けるわよ     佐藤 晏行

人体やみしりみしりと鳥渡る      普川  洋

月上るヒトはどこからきたのかな    岡田 淑子

貌が長いか胴が長いか秋刀魚      表  ひろ

秋日さわさわキャベツの芯の無常    吉田香津代

花野には何時(いつ)も潜んでいる不安   若林つる子

もまれても揉まれても鬼灯のまんまる  鍬守 裕子

また一誌廃刊となるゐのこづち     劔持 劔二

ひきこもる子コンビニにゆく良夜かな  秋谷 菊野

生存率五パーセントの夜長かな     大川 竜水

色付くかオノコロ島の烏瓜       ダイゴ鉄哉

日本橋まで見えるつむると野菊     川名つぎお

飛蝗飛ぶ日に三機飛ぶ滑走路      金子 未完

火の恋を伏せてたたみし秋日傘     藤方さくら

秋茜揺れる轡に群れており       小湊こぎく

草紅葉遠い目をしてマッチする     前田  弘