現代俳句協会トピックス

寺井谷子氏 第16回山本健吉賞決定 2017/1/23

1944年、「自鳴鐘(じめいしょう)」主宰の横山白虹(はくこう)、同房子夫妻の四女として福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)に生まれた。「自鳴鐘」は、新興俳句九州の旗手といわれた白虹によって北九州の地で創刊、戦時中一時休刊したが1948年6月復刊した。「復刊以後欠号も合併号も無く刊行し続けられた歩みは、私が育まれ、携わってきた歳月でもある」と2015年4月刊行の最新句集『夏至の雨』のあとがきに記しているように、10歳より俳句を始め、明治大学文学部演劇学専攻卒業以後は「自鳴鐘」の編集に携わった。2007年に、昭和期の女性リーダーでもあった母房子より主宰を継承した。
1922年に第39回現代俳句協会賞受賞。同年には北九州市民文化賞も受賞している。
2015年、第7回桂信子賞受賞。
古今流派を問わずひろい視野で俳句をとらえ、自在な俳句観のうちに常に現代を見据えた句を発表し続けている。
句集には『笑窪(えくぼ)』『以為(おもえらく)』『未来』『人寰(じんかん)』『母の家』『夏至の雨』など。また『紙の碑―秋灯かくも短き詩を愛し 谷子』『俳句の海へ 言葉の海へ』『風の言葉 九州歳時記』など著作も多い。
現在「自鳴鐘」主宰として、さらに現代俳句協会副会長として、現代俳句の普及向上のため活動中である。

データベースに収録された寺井谷子氏の句