総会・全国大会

第37回現代俳句全国大会

目次

大会報告

第37回現代俳句全国大会は、平成12年10月28日(土)、大阪天王寺の都ホテルで開催されました。今回は、関西地区協会(大会委員長宇多喜代子氏)が主催し、二十世紀最後の大会を合言葉に充実した内容で盛り上がりました。

今回新しく制定された現代俳句協会年度賞(受賞者秋元倫・尾堤輝義)、現代俳句新人賞(受賞者瀬間陽子・吉川真実)の顕彰が行われ、記念講演は京大名誉教授岡井節人先生による「心ある科学を」が聴衆の感銘を呼びました。

ページの上に戻る

各賞発表

現代俳句全国大会賞

先頭はもうほうたるになっている片山 淳子
象の耳はみだしている朧かな大橋 一青

毎日新聞社賞

混沌が形になりし蟇福原 實
ページの上に戻る

特別選者特選句

金子兜太選日と月と二つはなれて遍路かな沢井山陽
松澤 昭選蜘蛛の囲のまん中東京かも知れず村上 亘
伊丹三樹彦選人間を忘れておりぬ春日向高田 寿子
小川双々子選混沌が形になりし蟇福原 實
阿部完市選医学書の通りに死んで小米花平山道子
倉橋羊村選原爆忌たどればちちもははも雲鳥巣徳子
和田悟朗選混沌が形になりし蟇福原 實
小宅容義選無精卵ばかり産ませてさくら咲く告下春一
宇多喜代子選掃き寄せて落下の重さありにけり森下賀升
村井和一選痒いところより空蝉を取り出せり長崎静江
山崎 聰選花疲れ皿洗う湯を熱くして中谷貞代
内田南草選もぎたての桃てのひらにくくと笑ふ阿部ミネ
小倉緑村選眼かくしをされてさくらを意識する五十嵐米子
佐藤鬼房選天敵であり父の日の父である木本晴夫
原子公平選屋根から上はガラスの梯子春の星鈴木紀子
和知喜八選原爆忌たどればちちもははも雲鳥巣徳子
三橋敏雄選八月や銃後の母等いなくなる加茂踏青
横山房子選衣更へてやすやすと血をぬかれをり沼波智子
内田園生選もぎたての桃てのひらにくくと笑ふ阿部ミネ
桂 信子選懇ろに水を畳みて紙を漉く可知あきを
鈴木六林男選玉葱がある限りなく途中なり高原信子
柴田白陽選原爆忌たどればちちもははも雲鳥巣徳子
ページの上に戻る