総会・全国大会

平成28年度通常総会の開催

於 東京・上野池之端・東天紅
平成28年3月26日土曜日
挨拶する宮坂静生会長
 
幹事席
 
高野ムツオ副会長挨拶
 
総会風景
 
堀切実氏の現代俳句大賞受賞挨拶
 
第53回全国大会福本弘明実行委員長、寺井谷子副会長
 
乾杯挨拶の宇多喜代子特別顧問
 
新入会員の紹介
 
◇3月26日(土)、東京・東天紅に於いて理事会と通常総会を開催。
 理事会開会挨拶は中村和弘副会長、閉会挨拶は伊藤政美副会長。総会開会挨拶は高野ムツオ副会長、閉会挨拶は寺井谷子副会長。総会の議長は山本敏倖東京都区事務局長、副議長は本杉康寿年鑑部長。
 平成27年度事業報告、会計報告及び平成28年度事業計画及び予算案は、前田幹事長及び事務局より詳細な説明がなされ、ともに異議なく承認可決された。(総会委任状は2,622通、総会出席者は140名余であった。平成27年度末会員数は、6,193名)
 平成28年度事業計画の中では、平成29年度に予定される協会創立70周年記念事業や記念基金の募集などが盛り込まれ、当年度から一部事業がスタートすることとなった。
 宮坂静生会長は、「来年、現代俳句協会は創立70周年を迎えるが、それにふさわしい意義のある多彩な記念行事を企画・実行すべく、会員一同の力を結集して参りたい。」と挨拶、また、70周年記念事業の実行委員長となる中村和弘副会長より、記念基金など一連の計画に対する会員各位の協力方、要請がなされた。
議事の最後に、協会への入会金に関して、28年度より、従来の10,000円から5,000円に引き下げる議案について承認可決された。
 
 なお、総会議事に先立って行われた現代俳句大賞の授与式では、次の方が受賞の栄に輝いた。
◎第16回現代俳句大賞   堀切 実氏(早稲田大学名誉教授)
 挨拶の中で、堀切氏は、俳句の本質に関して2つの点を挙げられた。
 すなわち、俳句には作者自身とは別の「わたし」がいるということ、そして、俳句は「イメージの詩」であるということである。作者の自我を超越した地点に、もう一人の「わたし」が存在し、その普遍性ゆえに、俳句は単なる一人称の文芸でもなく、私小説でもない、ということ。その顕著な例として芭蕉の数句を挙げられた。
 また、俳句は「写生」を基盤としつつも、「イメージ」の力なしには成り立たない文芸であり、現実と非現実とが交錯したところに生れたイメージの詩である、と力説された。その例証として、波多野爽波や金子兜太の句の数例を挙げられた。