出版物

会員の新刊案内
 
現代俳句2017年1月号所収分
 
句集とその一句
 
『螢火の塔』柏田浪雅 東京都在住「岳」・角川文化振興財団
▽人間も狼も火を恋ひてきし

『へらへらと生まれ胃薬風邪薬』瀬戸正洋 神奈川県在住・邑書林
▽おばさんに嫌はれました日の盛

『プレイ・オブ・カラー』森澤 奈良県在住「藍」・ふらんす堂
▽にわとりは走りマグノリアのみどり

『水陽炎』長井 千葉県在住「遊牧」・現代俳句協会
▽一羽づつ曇天になるゆりかもめ

『レインボーズ エンド』前田霧人 大阪府在住「天街」「草樹」「杭」・霧工房
▽おぼろ夜の夢追いそのうちグッドバイ

『風の言葉』武藤あい子 群馬県在住「草林」・東京四季出版
▽青空にタンゴのリズム秋深し

『安心』森田公司 埼玉県在住「寒雷」・私家版
▽ふだん着に教師の時の冬服を

『喜神』山田貴世 神奈川県在住「波」・東京四季出版
▽人生の午後や斯くまで空澄めり

『妙聲』天野光暉 岡山県在住・私家版
▽天帝の子がもてあそぶ凧

『星籠』千葉信子 千葉県在住「草笛」・深夜叢書社
獺祭忌潮より雨のみどりなる

『然るべく』岡村知昭 滋賀県在住「豈」「狼」「蛮」・人間社
▽鯉幟けむり少なくなりにけり

『蟬氷』春田千歳 東京都在住「歯車」・現代俳句協会
▽鰭あれば死者とふれ合ふ青水無月

『不思議の国』萩山栄一 静岡県在住「豈」「主流」・文學の森
▽チェス盤の白のクイーンはアリスである

『練』中井嘉文 東京都在住・広研印刷
▽生き得たる八十五年や敗蓮

『雲南の凍星』たむら 神奈川県在住「炎環」・文學の森
▽洞庭の月ざわめきの岳陽楼
 
評論集・俳文集

『詩の旅』鳴戸奈菜 千葉県在住「らん」・現代俳句協会

『よしのずいから PART(4)』城取信平 長野県在住「みすず」・私家版
 
合同句集・他

『くらしの歳時記』亀山公一 栃木県在住・随想舎
 
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現代俳句2016年11月号所収分

句集とその一句

『トランスフォルム』鴇沢正道 東京都在住「麦」・紅書房
 稚児の頰静かに燃えて夜長かな
 
『思ってます』池田澄子 東京都在住「豈」「船団」「面」・ふらんす堂
 ▽わが句あり秋の素足に似て恥ずかし
 
『石鏃抄』矢田  兵庫県在住「らん」・露工房
 ▽たまきはる命なりけり露零る
 
『虚数』増田  神奈川県在住「桜蔭」「炎環」・角川文化振興財団
 ▽原発は無限の虚数寒の星
 
風と歩く』安田淳子 東京都在住「海鳥」・海鳥の会
 ▽幕の間に立ち飲みシャンパン大晦日
 
『文様』鳴戸奈菜 千葉県在住「らん」・角川文化振興財団
 ▽戦争せぬための戦争ありか春は来るか
 
『断片以前』山本敏倖 東京都在住「山河」「豈」・山河俳句会
 ▽一瞬にやっと近づく枯蓮
 
『光滴々』新出朝子 北海道在住「かでる」・かでる俳句会
 ▽晩年を懐紙に包み花うぐひ
 
『蟬しぐれ』小島裕子 埼玉県在住「軸」・俳句図書館鳴弦文庫
 ▽夢を翼に早春の山河越ゆ
 
『夢洗ひ』恩田侑布子 静岡県在住「豈」「樸」・角川文化振興財団
 ▽夭夭とみづまなこにもさくらにも
 
『夢想の大地におがたまの花が降る』四ッ谷  東京都在住「むしめがね」・書肆山田
 ▽おがたまは散り裸婦像は鳩を掌に
 
谷と村の行程』白井重之 富山県在住「海程」・文學の森
 ▽細い弟川原で焼いて冬の骨
 
『筆の穂先』今井千穂子 神奈川県在住「秋」「昴」・本阿弥書店
 ▽メサイアを友と親しみ冬銀河
 
噴井』宮坂静生 長野県在住「岳」・花神社
 ▽来る歳へ子が寝返りぬ火のからだ
 
宿題』足立喜美子 東京都在住「秋」・現代俳句協会
 ▽銀漢や寒山拾得励み出す
 
『天心』櫛部天思 愛媛県在住「櫟」・角川文化振興財団
 ▽雪嶺のかくもしづかに師を憶ふ