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岩淵喜代子さん第33回詩歌文学館賞受賞。自選十二句を追加。

(2018年5月26日掲載)
3月8日、第33回詩歌文学館賞が発表され、岩淵喜代子さんの句集『穀蔵(こくぞう)』(ふらんす堂)が、詩歌文学館賞の俳句部門を受賞されました。
 
 
『穀象』岩淵喜代子
埼玉県在住「ににん」・ふらんす堂
 
 自選十二句
生きてゐるかぎりの手足山椒魚
みしみしと夕顔の花ひらきけり
穀象に或る日母船のやうな影
水母また骨を探してただよへり
夜光虫の水をのばして見せにけり
極楽も地獄も称へ盆踊
菱の実をたぐり寄せれば水も寄る
ゆきずりのえにしがすべて親鸞忌
冬桜ときどき雲の繋がれり
見慣れたる枯野を今日も眺めけり
紅梅を青年として立たしめる
尾のいつかなくなる蝌蚪の騒がしき