機関誌『現代俳句』

2012年12月号

特別作品
 角張った子規の自画像春深む  秋元 幸治
 鍬始一家総出といふ二人  浅見 良男 
 絵らふそく灯す余震の春の夜  栗原  満
 自転車を引きて仲良くなる芒   齊藤 泥雪 
 渦巻くはカルマ上海赤い月  佐々木千香 
 父母老いゆく島の早蕨みな斜め  白石 司子 
 銀河系地球日本秋桜   鈴木 砂紅 
 風狂の声もて開く霧襖   瀬戸美代子
 漁火は海のほころび櫂白露  永田タヱ子
 馬の目はいつも穏やか榛の花  新山のぼる

 

目次PDF版
 Photo report 第49回現代俳句全国大会  
 列島春秋 12月 地区現代俳句歳時記  

   <春秋余滴>「ナナちゃん人形」愛知・永井江美子 「関南第一禪林」和歌山・古梅敏彦

            「夜神楽」宮崎・服部修一「 

 
 直線曲線  「あす立冬 」―これからの現代俳句 宇多喜代子 
 第四十九回現代俳句全国大会  
  大会賞・毎日新聞社賞・特別選者特選句・秀逸賞・佳作賞     大会報告/豊田都峰・尾崎青磁 
 宮坂静生句集『雛土蔵』五十句抄  小林貴子抄出 
   『雛土蔵』を読む―地のこころ 水のこころ 木のこころ 宇多喜代子 
   『雛土蔵』この一句 安西 篤、浦川聡子、大石雄鬼、小林貴子、高橋修宏、田付賢一 
 青年部勉強会  「素十の主観というピース/『客観写生』というパズル」 内藤 独楽 
 ◇随 想◇  「パラノイア的日常」 小山 森生 
           「変 貌」 土江 香子 
 第32回現代俳句評論賞 佳作 「鬼房と震災、そして俳句の力」 栗林  浩 
 ティータイム 尾形 昭子、河井 末子、小南千賀子 
 ブックエリア  
   川島由美子句集『弾みをつけて』―日常が句になる時 小山 健介 
   鈴木八駛郎句集『在地』―「文化の創刻」への思い 石川 青狼 
   中村和弘句集『東海』―たじろがぬ眩惑 柳生 正名 
   高野ムツオ著『時代を生きた俳句』―時代という補助線   神野 紗希 
   松林尚志著『桃青から芭蕉へ』―鮮やかな詩人の誕生論 原 満三寿 
 新刊案内 事 務 局 
 第4回現代俳句'12  
   現代俳句'12の秀句を探る   
  井上論天、大豆生田伴子、恩田侑布子、岸本マチ子、児山正明、堅阿彌放心、増田陽一 
 <協会だより> 現代俳句のつどい・研修部俳句教室・研修通信俳句会第19期第1回・インターネット俳句会  
 裏表紙/鑑賞『21世紀俳句の時空』 = 高橋比呂子  

 

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