句会「現代俳句のつどい」

司 会  前田 弘

場 所  現代俳句協会事務所

開催予定 毎月第1土曜日(PM1:00~5:00)

     当協会員による相互批評句会。

 

最近の句会作品より

平成29年9月2日(388回)

                   

煙突はひとりものです急に秋     岡田 淑子

ペン胼胝が時々雁になりたがる    金子  功

二百十日透明な傘渡され       大坪 重治

冬瓜をすっぽり抱いて考える     横須賀洋子

蜩や悩むわりには大雑把       朝倉さとえ

蜩や家に帰ってきた娘        小湊こぎく

空蟬は空腹だろうか         普川  洋

切るための手首ならある曼珠沙華   杉本青三郎

生前葬へお日柄もよく松手入れ    佐藤 晏行

桃熟れる一たす一が二のように    田中いすず

すいと来て唯我独尊おにやんま    鍬守 裕子

待針の頭を拾ふ稲びかり       岡田 一夫

銀やんまむなしさ知れと消えたとさ  川名つぎお

鉄骨むき出し渋谷駅残暑       小町  圭

おそい気付き薄荷の花と母ごころ   若林つる子

吾の血と同じ匂いの曼珠沙華     中内 火星

秋冷や赤ちゃんの生まれた知らせ   秋谷 菊野

ドヤ顔の溜息残暑          黒田 恒雄

水中花夜明けのコーヒー飲みたいか  藤方さくら

行く夏の背の冷えきらぬ冷蔵庫    吉田香津代

真空管にカレーの匂い敗戦日     前田  弘