句会「現代俳句のつどい」

司 会  前田 弘

場 所  現代俳句協会事務所

開催予定 毎月第1土曜日(PM1:00~5:00)

     当協会員による相互批評句会。

 

最近の句会作品より

平成29年12月2日(391回)

 

手袋を脱ぎほのかなる空間        吉田香津代

小春日や浮力をためて象ねむる      岡田 淑子

米からご飯柚子湯からおばあさん     田中いすず

晩年が来るぞ来るぞと銀杏降る      秋谷 菊野

セーターで包む僅かばかりの反骨     鍬守 裕子

噂の渦中よりはがれていく山茶花     中内 火星

余生にも余生があって木の実降る     普川  洋

清涼感とも頑固とも柿一個        大坪 重治

無縁集落にあたたかき肉球        川名つぎお

酉の市しゃんしゃんしゃんと消えたひと  若林つる子

わがままを返してくれた十二月      小湊こぎく

星摘みに出払つてゐる開戦日       岡田 一夫

ゆっくりとお召し列車行く枯野      金子  功

天高くしてピノキオの鼻疼く       横須賀洋子

縄とびの縄の長さの夜が来る       杉本青三郎

人の世を拾って捨てて冬紅葉       黒田 恒雄

新聞と小春日和を喰う河童        小町  圭

かあさんの買物は夜月凍つる       山﨑 百花

行旅死亡人冬はスミレを植えた      竹中 華那

雪原のより雪原を吼ゆ北斗        松﨑あきら

昼の火事螺旋階段からめ組        前田  弘