句会「現代俳句のつどい」

司会 前田弘

場所 現代俳句協会事務所

開催予定 毎月第1土曜日(PM1:00~5:00)当協会員による相互批評句会。


第397回現代俳句のつどい (30・6・2)
 
いくらかぼくだった頃のヤゴに遇う    川名つぎお
 
丸ビルの夏草一本立ち上がる       小湊こぎく
 
野菜抱え蟻一匹といる時間        吉田香津代
 
蛍火に姉を差し出す雨催ひ        岡田 一夫
 
よもぎ大福達成感にあふれ        田中いすず
 
僕も夏野も球形となり弾む        杉本清三郎
 
つつじ真っ赤叱られているようなり    横須賀洋子
 
団子虫自己表現は全身で         普川  洋
 
下がり目を隠すすべなき更衣       佐藤 晏行
 
がま口の紐がねじれる薄暑かな      大橋 竜水
 
すれ違う少年臭う緑の夜         朝倉さとえ
 
兜太より黒田の跳ねる走馬燈       中内 火星
 
村長の晩年長しさるすべり        岡田 淑子
 
ホームからおしゃべり落ちる更衣     小町  圭
 
あやふやの境界線や実梅落つ       藤方さくら
 
椎の花もりもり決めること決める     大坪 重治
 
婿もらうように貰いし書を曝す      石山 正子
 
最年長今日も夢追う更衣         劔物 劔二
 
フクシマにあっけらかんと茗荷の子    鍬守 裕子
 
地中から豆採る手足伸びてくる      秋谷 菊野
 
シンプルが好きあじさいの白が好き    金子  功
 
蛍とぶ池子の森の星条旗         若林つる子
 
送迎を考えているかぐや姫        ダイゴ鉄哉
 
懐かしくなる手の甲の青山河       前田  弘