現代俳句コラム

現代俳句コラム

平等に飼われ年とる青めだか希田沙知子
 黒めだか、緋めだか、青めだか、グッピーもめだかの仲間である。「めだかの学校は川の中」などと童謡で歌われるくらい日本の小川でよく見かけたものである。しかし、今日では、あまり見かけることがなくなった。たぶん小川の水質が悪くなったからだろう。今日では、人工的に飼育されているものが熱帯魚の店などで売られている。金魚なみである。「年とる」といっても素人の手で長く生きさせるのは難しい。この句に登場する「青めだか」は目出度くも珍しい長寿のめだかである。
評者: 村井和一
平成22年1月1日