地区活動

各地区の活動 【福岡】

会長福本弘明
事務局長森さかえ
事務局
郵便番号839-0223
所在地みやま市高田町岩津299
TEL0944-22-5332

平成28年10月22日現代俳句全国大会での福本会長

【 地区の紹介 】

 会員数は、155名位で推移している。毎年3月第2日曜日、会場を北九州市と福岡市を交互にして総会と俳句大会を開催、秋口には吟行句会を行っている。
 また、福岡地区では、毎月第一日曜日、「福岡現代俳句の集い」句会を開き、会員の親睦をはかるとともに研鑽を積んでいる。
 「福岡県現代俳句協会会報」は、毎年5月と11月に発行。内容は、総会・俳句大会や吟行句会の結果の報告、新入会員や会員の動静の紹介などで8頁を原則としている。


【 行事 】

(2017年5月22日更新)
<平成29年活動予定>
◇福岡県現代俳句協会秋の吟行俳句大会のお知らせ
期日=平成29年10月1日(日)
場所=福岡市大濠公園・西公園界隈
会場=福岡市福岡市民福祉プラザ2階
    福岡市中央区荒戸3丁目3番39号
    電話092・731・2929
時間=11時から受付13時開会
会費=1000円(ジュニアは無料)
投句=3句(うち一句は席題で)

<平成29年活動記録>
◇第二十五回福岡県現代俳句大会・総会の記
 平成29年3月12日(日)博多サンヒルズホテルに於いて、午後1時より福岡県現代俳句協会の総会、午後2時より第25回福岡県現代俳句大会が開催されました。

挨拶する福本弘明会長

 総会は森事務局長の進行で始まり、福本会長の挨拶に続いて議案審議が始まります。
 総会の議長には、夢野はる香氏が推薦され議案審議が始まりました。
 事業報告の中で、平成28年10月22日(土)に北九州市のステーションホテル小倉で開催された「第53回現代俳句全国大会」についても報告がありました。
 全国大会の開催に当たっては、福岡県現代俳句協会役員が実行委員会の中心となり、実行委員長、事務局長、会計を、それぞれ県の役員の福本弘明会長、森栄事務局長、三舩煕子会計役員が兼務する事になりました。
 十五人の役員と二十九人の実行委員で投句の整理を行い、数度の準備会や実行委員会を経て、本番にそなえた結果、盛会の内に終える事が出来たことなども報告されました。
 さらに、他の事業報告、決算報告、監査報告が承認され、平成29年度の事業計画、予算案が承認されました。
 役員の任期はあと一年残っているのですが、四人の方が役員を退任される事になりました。石井直子理事、中島芳昭理事、秦夕美理事、夏木久理事の四人です。
 長い間、福岡県現代俳句協会の活動を牽引してこられたベテランの四理事の退任は、惜しまれますが、やむを得ない事であります。
 四人の方には、今後とも福岡県現代俳句協会のため一会員として参加・協力をお願いしたいと思います。
 新役員としては、田中葉月、上野一子、木村厚子、中西みつよ、の四人の方が新理事として承認されました。
 役員も若返り、今後の福岡県現代俳句協会をもっと魅力あるものにしていきたいと思います。

◇第25回福岡現代俳句大会
 福岡県現代俳句協会総会の後、休憩をはさんで午後二時より第25回福岡県現代俳句大会が開催されました。
 総合司会は中川屺城子理事が務めます。
 広瀬邦弘副会長の開会の言葉で始まりました。
 まず、福本弘明会長の挨拶です。全国大会の協力のお礼から、今年は現代俳句協会設立七十周年に当たるところから、「創立70周年記念 第54回現代俳句全国大会」が東京都千代田区の帝国ホテルで11月23日(木)に開催される事を報告し、協力のお願いがありました。
 また、福岡県現代俳句協会の寺井谷子名誉会長が「文學の森」主宰の「第16回山本健吉賞」を受賞された事が報告されました。授賞式は5月15日に東京都新宿区の京王プラザホテルであるそうです。
 続いて、毎日新聞社福岡本部事業部長の千々和仁氏より来賓祝辞を受けました。
 来賓祝辞の後、講師紹介から講師の谷口慎也氏の講演です。

谷口慎也氏の講演

  講演「季語、定型、など」谷口慎也氏
 講師の谷口慎也氏は、短詩型文学誌「連衆」の編集・発行人であり、西日本新聞社の「俳句月評」の担当者でもあります。
 さらには、現代俳句協会の会員でもありますので、私達の仲間でもあります。
 この数年間、この俳句大会の講師には、俳句界以外の方をお招きする事が続いていました。それはそれで、興味深かったのですが、今回は俳句について正面から論じていただく方をお願いしようという事で、忙しい中に、この大会に駆けつけていただきました。
 演題は「季語、定型、など」です。おおざっぱに講演の内容をまとめてみます。
一、季語について
 「季語が無ければ俳句ではない」という俳人も多いようですが、本当にそうでしょうか。
 篠原鳳作の「しんしんと肺碧きまで海のたび」や、津沢マサ子の「何もなし飛騨山中の火打ち石」、谷雄介の「先生の背後にきのこぐも綺麗」などの句を見てみると、デフォルメや切れ、断定、寓意性など、俳句的なレトリックがこれらの一句を俳句たらしめるのであり、「季語」が無いから俳句ではないとは言えないのです。
 「季語」が有ろうと無かろうと、読み手の俳句的な経験値が、その一句を「俳句」であるかどうかを判断するのです。
 言いかえれば、「季語は俳句の本質ではない」ということになります。
二、季語とその本意
 松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」が、なぜ重要なのか。
 それは、和歌・連歌の世界から俳諧へのターニングポイントになる句だからです。
 和歌・連歌の世界では「蛙」といえば「河鹿蛙」のことをいい、山吹の咲く谷川の清流に響くその美しい鳴き声を意味していました。
 それを、日本のどこにでもいるトノサマガエルや青蛙が水に飛び込む音に転換したのです。「蛙飛び込む水の音」に対する上五をどう付けるかについて、弟子の其角が、「山吹や、としたらどうですか」と言ったということですが、其角はまだ、和歌・連歌の雅びにこだわっていたと言えるのです。
 芭蕉は、そこにあえて「古池や」と俗を持ってきた。いいかえれば、和歌・連歌の雅びから俗の風雅へ転換したのです。
 高濱虚子の「遠山に日の当たりたる枯野かな」や「山口誓子の「夏の河赤き鉄鎖のはし浸る」のような句も、「枯野」や「夏の河」の季感や本意を詠もうとしたのではなく、遠山と枯野の対比による遠近法であったり、「赤き鉄鎖」に象徴される都会的な人工物への思いが句のポイントになっています。
 ということは、「俳句は、季語の本意といわれるものに対する絶えざる叛意を内に持つ」といえるのではないでしょうか。
三、実作者と句中の語り手
 石橋秀野の「蟬時雨子は担走車に追ひつけず」は、秀野の絶唱の句といわれます。結核で入院中の秀野が、病状の悪化で担走車(ストレッチャー)で運ばれるのですが、そのストレッチャーに五歳の自分の子供が追いつけない、という句です。
 問題は、この句の視点です。ストレッチャーで運ばれる自分と、そのストレッチャーに追いつけない子供、それを見ている「句中の語り手」という構図になります。
 このように、俳句という定型詩は、作者の見た物や作者の思いとは別の「句中の語り手」を用意しているのです。

 表彰
 講演の後休憩をはさんで、大会句の表彰にうつりました。まず、大会句の選者から六人の方に選評をしていただきました。黒川智子、中村和男、松岡耕作、中島芳昭、広瀬邦弘、寺井谷子、の各氏です。

選者の寺井谷子名誉会長

 中でも寺井名誉会長の、ジュニアの野口恭君の「後には蜃気楼だけ友は前」という句にふれて、若さの持つみずみずしい感性を大事にしたいという言葉が、印象的でした。
 続いて、入賞句の披講を川崎美知子理事が行い、表彰に移りました。
 第25回福岡現代俳句大会大会賞は、小倉斑女さんの「研ぐ前の米の温みや久女の忌」で、福本会長から手渡されました。

福本会長と喜びの小倉斑女氏

 続いて、毎日新聞社賞は、佐藤瑞穂さんの「炬燵から骨を正して立ち上がる」。来賓の毎日新聞社千々和仁様から手渡されました。

毎日新聞社賞佐藤瑞穂氏

 文學の森の月刊「俳句界」賞は、安部泰子さんの「村じゅうに年寄りの居て暖かい」で、文學の森の荒中夏樹様より表彰されました。
 その後、秀逸賞五人、佳作賞五人にそれぞれ福本会長から記念品が渡されました。
 最後に、ジュニアの奨励賞の表彰です。
 四人の奨励賞入賞者中三人の出席がありました。城南高校の野口恭君、福岡雙葉中の林美吹さんと上瀧映凜さんです。
 これらの若い人が今後も俳句に親しみ、新しい力となってくれる事を期待したいと思います。
 大会の後は、懇親会で互いの交流を深める事が出来ました。

◇第二十五回福岡県現代俳句大会入賞作品 
大 会 賞
   研ぐ前の米の温みや久女の忌    福岡市中央区   小倉 斑女
毎日新聞社賞
   炬燵から骨を正して立ち上る    北九州市若松区  佐藤 瑞穂
月刊「俳句界」賞
   村じゅうに年寄りの居て暖かい   北九州市八幡東区 安部 泰子
秀 逸 賞
   春眠は路面電車のやうにくる    みやま市     森 さかえ
   涅槃図の中まで手まりついてゆく  福岡市中央区   佐川 初江
   国境をケシゴムで消し日向ぼこ   福岡市中央区   松本 玲子
   たましいの焦げ跡ひとつ春の山   北九州市小倉南区 黒川 智子
   菜の花や海を見ている椅子ふたつ  北九州市戸畑区  中村美津江
佳 作 賞
   空蝉が鳴くのわたしの左耳     久留米市     川上 川水
   青年は二日の山を走る走る     久留米市     古賀ふうこ
   小春日や日差しに重さあるごとき  柳川市      弦  悟郎
   花八ツ手靴一足が捨てられぬ    北九州市戸畑区  鍬塚 聰子
   群れてゐることの安らぎ寒雀    宗像市      薄 美津子
奨励賞(ジュニア)
   後ろには蜃気楼だけ友は前     城南高校     野口  恭
   春の風吹いたあとには貴方いる   福岡雙葉中学   林  美吹
   独り身の隣に落つる冬帽子     福岡雙葉中学   上瀧 映凜
   着ぶくれて予防注射に抵抗す    明善高校     松尾 悠汰


(2016年12月7日更新)
◇第53回現代俳句全国大会 

評をする宇多喜代子特別顧問

喜びの中村重義氏・三原洋子氏


宇多喜代子賞を受賞する田口啓子氏

 平成二十八年十月二十二日(土)、北九州市小倉区のステーションホテル小倉において、第53回現代俳句全国大会が開催されました。司会団の紹介のあと、寺井谷子副会長から、「四月には熊本地震きのうは鳥取で地震がありました。このような状況の中に各地から多くの方々が北九州へ駆けつけて頂きご参加の皆様に心より感謝申し上げます」との開会のことばで大会が始まりました。
 宮坂静生会長の挨拶では大会役員への感謝の言葉とともに、「来年の大会は記念すべき70周年を迎えること。東京帝国ホテルにおいて式典・記念行事に併せて、宇多喜代子氏の基調講演をメーンに若手俳人のディスカッションを予定していること、本大会を東京の記念大会への前段・足慣らしとしての意味合いを感じている」などが述べられた。
 又前回の大会では中村哲さんの感動的な話をお伺いし、六年ぶりの今日は平野先生のご講演を皆さんとともに聞くことができることを喜びたいとの話がありました。
 次に大会実行委員長の福本弘明氏からは「私は雨男なのであいにくの天気になりました。足下の悪いなかご参加を頂き有り難うございます。実行委員長は初めてでございますので、なにかと行き届かないところも有ろうかと思いますがよろしくお願いします」との挨拶がありました。
 来賓では北九州市長北橋健治様より、「すばらしい歴史と伝統のある大会を北九州市で開催頂き大会関係者に感謝申し上げます。北九州市はこの数年静かな街となり、官営八幡製鉄所関連施設が世界文化遺産になりました。文化芸術への気運も高まり、文化振興の励みになります」との挨拶があり、毎日新聞西部本社編集局長の野沢俊司様からは「言葉が軽くなった、乱れてきたと言われて久しい。それだからこそお前たち記者がしっかりしろと先輩から言われてきました。私は東北の出身ですが、東日本大震災以降現地では俳句や詩、川柳教室が盛んになりました。十七文字が人々の楽しさや悲しさを優しく包む、そんな句を世に問うて頂きたい」とのお話がありました。
 そのあと各賞の授賞式が行われ、宮坂静生会長から現代俳句協会賞を高岡修氏に、新人賞を赤野四羽氏に、年度作品賞を長井寛氏にそれぞれ賞状と記念品が授与されました。
 つづいて大会作品結果発表、入選句の披講、講評、賞品授与、受賞のことばのあと平野啓一郎氏(作家)の講演に移りました。「俳句と散文」という演題で、母親が趣味程度の俳句をやっていたこと、自分も学校の授業で俳句を作った経験があることや小説を書くきっかけ、二歳から高校卒業まで北九州に住んでいてその経験が作品に反映されていることなど自分の育った環境について述べられた。また小説と詩や俳句との才能の違い、文学とデザインとの関係性(映像とは人間の視界の規模にデザインされたものである)を絵画とポスターとの違いを比較しながら解説し、小説が対象を追い求めてゆくものに比べて情報量が少ない俳句にはデザインが施されている(蓄積された教養としての季語・補うための詞書)ことを例に挙げ俳句と散文についての違いについて言及され俳人とは違う視点に興味のある講演であった。
 つづいて次期大会実行委員長中村和弘氏から70周年記念事業についての説明と協力要請があり、ついで伊藤政美副会長の閉会のことばで大会が終了しました。
 福岡大会ということで、県下の会員からたくさん投句をして頂きました。受賞者も、大会三賞に二人、その外の賞も多くの方が受賞されて、実りある大会になりました。ありがとうございました。
福岡県の受賞者は次の通りです。

 現代俳句全国大会賞
   父の日は黙って父になっている    北九州市 中村 重義
 毎日新聞社賞
   告げ口をしそうな無花果から食べる  北九州市 三原 洋子
  特別選者特選句
 宇多喜代子特選
  八月の束ねて重き新聞紙        福岡市  田口 啓子
 高野ムツオ特選  
  蟬とつてくれし手があり戦死せり    福岡市  佐川 初江
 前田 弘特選
  父の日は黙って父になっている     北九州市 中村 重義
 秀逸賞
  八月の象の孤独を見る孤独       北九州市 増本加津子
 佳作賞
  真っ青な空が墓碑なり原爆忌      北九州市 中島直四郎
  たんぽぽの絮は平和の重さかな     宗像市  三舩 煕子
  百年ののちも戦後やかきつばた          鈴江 弘光
  夜桜や狐のお面売り切れる       飯塚市  古野 道子
  蟬採つてくれし手があり戦死せり    福岡市  佐川 初江
  八月の束ねて重き新聞紙        福岡市  田口 啓子


◇「現俳全国大会」歓迎句会 平成28年10月23日(日)松本清張記念館に於て

 第五三回現代俳句全国大会の翌日、小倉城の一画に設けられた「松本清張記念館」の会議室で、遠来の句友の歓迎の句会が開かれた。
 主催は北九州市戸畑で毎月句会をやっている現代俳句の超結社の句会「419(よいく)会」。昨夜来の雨が、朝の内は残っていたのだが、十六名の人が参加してくれた。
 会場に到着すると、観光にやって来た本部役員の方々を案内して福本弘明会長達もちょうどみえていた。あちらはあちら、こちらはこちらである。参加者がそろったところで句会が始まる。
 自由題で二句持ち寄り、各人五句選である。司会は419会の黒川智子さん。
 宮崎県からは永田タヱ子氏始め四人の人が参加してくれた。鹿児島県は出水市から橋口等氏が、熊本県からは熊本県現俳事務局長の加藤和子さんら二人。福岡県は九人が参加して、合計十六名である。参加者が少ないのでは、という予想が見事に裏切られる。なごやかな中にも、けっこうきびしい意見が飛びかう。
以下がその日の結果である。

 六点句
  針穴を抜けたどりつく大花野      北九州市 山本 悦子
  腰の線描いては消して秋高し      北九州市 上野 一子
  桜紅葉明るく死ねる日和です      北九州市 黒川 智子
  小倉城水澄む人澄む風の澄む      宮崎県  永田タヱ子
  捨てられぬ言葉あつめて秋とする    宗像市  三舩 煕子
 五点句
  連衆の寄りてはなやぐ秋しぐれ     熊本県  加藤 知子
  いわし雲でんぐり返ってまたひとり   みやま市 森 さかえ
以下順不同に、参加者の句。
  藷喰って地球ぐるぐる回そうか     熊本県  伊藤  幸
  後手後手につながる秋の紐を裁つ    中間市  堀川かずこ
  露の玉タイの里子のなみだかな     宮崎県  疋田恵美子
  水変はり案山子都会に跪く       北九州市 金澤 晋治
  砲弾と砲身車過ぐ木の葉風       宮崎県  海蔵由喜子
  話すことどっかりとあり虫鳴く夜    北九州市 山崎 真理
  空蟬のまなこ光りて敗戦忌       鹿児島県 橋口  等
  衣被剥けば歴史が遠くなり       北九州市 村田まさる
  深秋や古城を偲ぶ堀の水        宮崎県  小倉 櫻子


<現代俳句年鑑2017より転載>
◇役員会の開催
平成27年7月12日( 日) に福岡市博多サンヒルズホテルにおいて役員会を開催し、秋の吟行句会、平成28 年度総会、第24回現代俳句大会等について協議、開催日時、会場等を決定した。
なお、28年度の現代俳句協会全国大会の北九州市小倉区での開催を確認した。
◇福岡県現代俳句協会主催吟行会の開催
 平成27年10月11日( 日) に、小倉城界隈を吟行地として、小倉生涯学習センターにおいて吟行大会を開催した。参加者は40名で、席題「木の実」を含め3句出し、5句選の結果、高点句は以下の通り。
  海をみて城みて秋の雲となる     森 さかえ
  秋の雲なかには太った奴もいる    福本 弘明
  秋深し石ころ軽く蹴ればなお     村田まさる
  十月の城十月の顔みする       原田 俊子
  清張とクリームパンだ秋の昼     黒川 智子
  ポケットの中おしゃべりな木の実たち 山本 悦子
  秋うらら堀に逆さの小倉城      鈴江 弘光
  じわじわと秋思清張記念館      薄 美津子
  木の実落つ音の余白を拾いけり    梶原 幸子
  城門の中に城門鳥渡る        水城千恵子
  蔦もみじ天使がすべり降りてくる   茜   薫

◇福岡県現代俳句協会会報
48号の発行 平成28年11月に吟行会の結果などを主な内容として会報を発行した。
◇役員会の開催
平成28年3月13日( 日) に北九州市小倉区の小倉リーセントホテルで役員会を開催した。欠員だった会計監査に山本悦子氏を推薦承認された。その他、午後の総会、俳句大会の役割分担や進行について打ち合わせた。それと、小倉で開催される現代俳句協会全国大会についての日程などの確認をした。
◇総会ならびに福岡県現代俳句大会の開催
同日に13時から同ホテルにおいて平成28年度総会ならびに第24回福岡県現代俳句大会( 後援 毎日新聞社・月刊『俳句界』) を開催した。参加者は63名。講演は九州女子大学非常勤講師・梅光学院大学非常勤講師の轟良子氏による「北九州の風物詩」。大会入賞作品は以下の通り。なお、ジュニアも一般と一緒に選句し、高得点句は奨励賞という形で表彰した。
 〈大会賞〉
  餅を焼く昭和の焦げ目付けながら   土田 利子
 〈毎日新聞社賞〉
  大根を干して余生のはじまりぬ    三舩 煕子
 〈月刊「俳句界」賞〉
  多喜二忌や紙に尖れる角四つ     伊東 佳世

◇福岡県現代俳句協会会報
49号の発行 平成28年5月に発行。
3月の総会、俳句大会の結果報告と、現代俳句協会全国大会小倉大会への協力のお願いなどを主内容とした会報を発行した。

(森 さかえ)