現代俳句協会
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地区活動
各地区の活動 【中北海道】
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2018年2月総会で挨拶する五十嵐秀彦会長 |
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【 地区の紹介 】 中北海道現代俳句協会は、北海道の中心都市である札幌市を含み、小樽、恵庭、夕張、江別、三笠、砂川、赤平、深川各市を含む後志支庁、石狩支庁、空知支庁である。 | |||||||||||||
【 行事 】 ◇青のフロント 2月句会 2月10日(土)ホテルレイトン札幌にて 高点句 大志などなくて海鼠の噛み心地 松王かをり 冬眠の獣寝返る赤い月 瀬戸優理子 恋人と三日も会ってない蜜柑 村上海斗 湖凍ててまだ広がっている宇宙 音無早矢 命あるものは手をあげ草の骨 辻脇系一 ◇中北海道総会・新年会 ![]() 辻脇系一前会長の挨拶 ![]() 五十嵐秀彦新会長の挨拶 ![]() 総会風景 会場:札幌市・すみれホテル 札幌市内のホテルにて開催。例年より少し暖かいとはいえ零下2度前後の気温の中、34名の参加者と55名の委任状を得て総会を開催。前年度決算報告及び監査報告、新年度の事業計画と、会長・副会長・事務局長交代の承認決議を行った。その後、前年度の現代俳句評論賞を受賞した松王かをり氏と、北海道新聞俳句賞佳作を受賞した瀬戸優理子氏に、お祝いと花束贈呈を行った。 (ふじもりよしと) <現代俳句年鑑2018より転載> ◇平成28年度俳句研究交流句会 平成28年7月30日(土)札幌市中央区「かでる2・7」において、当季雑詠1句を持ち寄り互選形式による句会を開催。参加者は57名。高点句をあげる。 白玉やなにも置かない八畳間 菅井美奈子 みどり児を抱かされてゐる暑さかな 永野照子 地図買ってその気になってかたつむり 国兼よし子 我もまた絶滅危惧種遠き雷 中戸川奈津美 噴水や街で孵化する詩人たち ふじもりよしと ◇第17回中北海道現代俳句賞選考委員会 平成29年1月28日(土)中央区「かでる2・7」会議室において委員6名の出席を得て選考が行われた。30句を1篇とする21篇の応募作が集まり討議の結果、阿部満子氏が受賞。受賞作「秘密基地」30句より。 如月やてらてら光る目玉焼き 啓蟄や床柱から水の音 純情や攫われぬよう春帽子 えぞにゅうの野に今もある秘密基地 船乗りの床屋に眠る晩夏かな ◇年度総会及び新年交流会 平成29年度2月4日(土)札幌市中央区「KKRホテル」において開催。出席者29名。28年度の事業報告、決算報告、29年度の事業計画。予算案について可決承認。続いて交流会に移り会食をしながら親交を深めた。 ◇第26回中北海道現代俳句大会 平成29年4月2日(日)札幌市北区「ホテル札幌サンプラザ」において開催された。参加者86名。 講演は、中北海道現代俳句協会事務局長の五十嵐秀彦の「吉村昭と尾崎放哉〜逃げる人〜」。作家であり、同時に俳人でもあった吉村昭氏がなぜ尾崎放哉の終焉の物語「海も暮れきる」を書いたのか。その理由を考察することから、吉村文学の根底にあったテーマを探る内容であった。 大会後半は俳句大会に移り、講評、顕彰。そして、阿部満子氏の第17回中北海道現代俳句賞の顕彰を行う。 その後、懇親会へと続いた。 大会上位作品をあげる。 目が入つてからの混沌雪だるま 藤谷和子 ふらここを譲り大人になる少女 関根礼子 リラ冷えや迷ってみたい道がある 西村山憧 快速に乗つてくるはず冬帽子 金子真理子 八十路てふ夢の入口梅真白 藤田豊子 軒つらら太平洋の色となり 中 悦子 ◇2017年一人一句集の発行 平成29年4月18日発行。今年は113名。毎年の発行が継続されている。 ◇幹事会・会報 期間中、幹事会6回、会報77・78・79発行。 (五十嵐秀彦) |