地区活動

各地区の活動 【富山】

会長白井 重之
事務局長森野 稔
事務局
郵便番号939-0731
所在地下新川郡朝日町東草野1803-12
TEL0765-83-0890

県の花 チューリップ
写真撮影:青木繁伸(群馬県前橋市)
BotanicalGarden

【 地区の紹介 】

〇平成5年、「現代俳句北陸地区協議会」を発展・解消し、富山県現代俳句協会を設立。
〇平成18年から「富山県現代俳句協会ジュニア俳句大会」を開催して学校での俳句授業を支援している。
〇平成25年に設立20周年事業を実施。
〇会員数84名(H30.1.31現在)

【 行事 】

<29.6.19更新> 
◇役員会(年3回) 
・8月7日 富山県民会館にて   
秋季吟行俳句大会について
平成29年度以降に実施する新規事業について
ジュニア俳句大会について
・11月23日 いきいきKAN会議室
平成29年度以降に実施する新規事業の決定について
第8回北陸現代俳句大会の作品募集について
その後、役員交流会を開催。
・2月7日 富山県教育文化会館にて
総会付議議案について
いずれも役員会終了後に一句会を開催して結社を超えた活発な議論を展開している。
3回の役員会の高点句はつぎのとおり。
通埋めてよさこい祭り地に熱気   高木昭夫
秋の蛇野の全景を見たろうか    小池弘子
膝ついてのぞく海鼠のいるあたり  坂田紀枝

◇三役会(年2回) 
・1月14日 北日本新聞社2階
決算予算などの役員会提出議案の確認について
・9月4日 岩瀬地区公民館
ジュニア俳句大会入賞作品の決定について

◇富山県現代俳句協会秋季吟行俳句大会  
9月4日、岩瀬地区公民館 かって反映した北前船の船問屋が残るなど旧北陸道の面影が残る地を散策した。参加者37名。全員で互選し、合評はパネルディスカッション形式にして、できるだけたくさんの人の発言があるよう運営を工夫して実施した。
天位 旧街道あるけばぐんぐん秋になる 白井重之
地位 塔あれば大きな秋を見に昇る   大久保置箔
人位 秋暑し風に帆となる長暖簾    高木昭夫
四位 語り部の声切りおとす秋の蜂   八尾とおる
   下駄履きの秋が来てゐる船問屋  漁 俊久
   通し土間抜けはつ秋の水平線   東 霊女
五位 千石船浮かべて見たき秋の海   飯田悦子
   道筋に酒蔵そば屋牽牛花     幹 自聲
六位 天窓を通る秋光幾何模様     沖田泰子
   どっちにも伸びる秋炉の自在鉤  八尾とおる
七位 秋暑し読めぬ碑文字をふり返る  新保吉章
八位 秋風や鏝絵の虎の吠えさうな   漁 俊久
   秋風の小径あるらし土間廊下   細川正雄
   鯊の潮時折軋む舫い船      中 静子
   海商の百畳敷の秋の声      青木恭子
   色なき風浜の小路を抜けきたる  久保美智子
   簀虫籠の節そろいたる秋暑し   高尾久子
九位 ものがたり海にもあらむ秋岩瀬  早川範子
   秋涼の切抜き門に取っ手なく   平野もとみ
   秋季澄む龍の鏝絵は海の色    堀智恵子
   片陰に覗く六角地蔵堂      坂田直彦
   商談の囲炉裏の古りし秋思かな  堀智恵子
   秋曳いて廻船問屋の男衆     小池弘子
   天高し講談調の案内人      鈴木幸雄
   新涼の水音散らし遊覧船     今村暢子
   御蔵跡世を飛び越えて秋の蝶   沖田泰子
   大栗を両手に拾う蔵の路地    西田広子

◇第11回富山県現代俳句協会ジュニア俳句大会 
11月8日、富山県教育文化会館。県内の小中高の39校から1936句の応募があった。その中から
48句の入賞作品を表彰した。会場には入賞者、保護者、役員など約150名が参集。上位入賞作品は次の通り。
くつひもは強めに結ぶ春の朝    小六 釣井海聖
しゃぼん玉うつる景色は無重力   中三 橘 咲良    
秋風におされてくるりんさか上がり 小五 室崎珠奈
クーラーの前の私は大仏になる   小五 福田妃南子
夕焼けの道が一本波の上      小五 明石典子
練習後おつかれ様とほたるとぶ   小六 岡部雄太
カレンダープール開きににじゅう丸 小二 吉岡壮祐
    
◇定期総会・俳句大会 
3月26日 富山県教育文化会館。出席者52名 新年度事業計画・予算などを承認。
その後は、全員の互選による俳句大会が開催された。結果は次の通り。
天位 鮟鱇の生意気そうな貌を買う    八尾とおる
地位 ふらここや裏山蹴つて立山けつて  高木昭夫
人位 赤ちゃんが赤ちゃんさわる桃の花  跡治順子
入選 ガラス雛胸のあたりに泡ひとつ   高長亜子
   父の山へ母の畑へ涅槃西風     小池弘子
   三寒の風を縫ふごと救急車     石田英子
   啓蟄の屈んで入る隠し部屋     筏井恵子
   海中の星掬ふごと螢烏賊      四十物敦子
   フェーンの日ひょいと乗れそう劔岳 早川範子
   みどり児の笑ひはことば緋桃咲く  久崎富美子(崎は山偏に立に可)
   小声には小声の返事孕み鳥     森川敬三
   逝くひとり残る一人や雪解川    新保吉章
   風花や終着駅は始発駅       中山蒼楓
   春岬濤つんのめりつんのめり    久保美智子
   水温む介護日記の絵文字かな    青木章子
   だんご虫転げるように春が来た   漁 俊久
   風光る任地へと子の振り向かず   堀智恵子
   口中のマシュマロ溶けて山笑ふ   布本美知子
   いつ死んでもいいと言いつつ薬喰  金山美恵子
   笑ひ声のやうな川音春の風     澤井悠紀子

◇会報(年2回) 
  7月1日・12月1日

◇第28回北陸現代俳句大会 
5月13日(土) 富山県民会館  (富山県協会が主管)
北陸三県が二年に一度持ち回りで開催している今回の北陸現代俳句大会は北陸三県から1320句の応募があった。この作品を池田澄子現俳協理事の選考と三県の役員による午前二よって入賞作品を表彰した。講演は池田理事の「俳句の可能性。当時の百名を超える参加者に感銘を与える内容だった。
入賞作品
一位 朴咲くやたましひに色あれば白    富山 久保美智子
二位 白山の隠れるほどに大根干す     石川 松本詩葉子
三位 時速百キロ逃水に追ひつけず     富山 幹 自聲
四位 打水のまんなか通らせて貰ふ     富山 森野 稔
五位 力より声の出てゐる大根引き     石川 松本詩葉子
   ありがとうの他は忘れて母の春    富山 酒井きよみ
   寂しくて顔を失くした寒海鼠     石川 舘百合子
   桜餅やさしいことばだけつかう    石川 松井麻容子
六位 蜃気楼立つ故里は通過駅       富山 石田英子
   好きなだけ木の葉降らせて一茶堂   富山 高木昭夫
   はからずも人間になり目刺し焼く   福井 高石まゆみ(高ははしごだか)
七位 通るたびほめるたび柿赤くなる    富山 中島黎子 
   鶏をつぶして昏き雪の村       富山 小池弘子
   冬柏渤海からの風に鳴る       石川 亀田蒼石 
   水打って女だてらに三鬼好き     福井 村田淑子
   句読点なき路地ぐらし日脚伸ぶ    富山 漁 俊久
   立山の雪噛み付くような白さかな   富山 早川範子
八位 俺達は卓袱台世代冷奴        富山 細川正雄
   ばんざいをして逃げてゆくいぼむしり 富山 漁 俊久
   あの星が母の返信春浅き       福井 横川一子
   初氷やっぱり割ってみたくなる    富山 坂田直彦
   息継ぎも句読点も無し囀れり     富山 久崎富美子(崎は山偏に立に可)
   添い遂げてからの一人や草紅葉    富山 栗山美知子
池田澄子理事選
特選 クリスマス前夜新幹線の中      富山 森川敬三
入選 山車語る鮨職人の手が止まる     富山 加藤英一
   定位置に猫と妻居る良夜かな     富山 細川正雄
   花筏平和の裏にある戦争       富山 八尾とおる
   冬休み父母まつ家へあと十分     石川 田中一良
   職退いてよりの人相初鏡       富山 森川敬三
   素手を持て仕分けきびきびどんど守  富山 松野千代子
   ギャラリーはこの二階らし秋灯    富山 高木昭夫
   うぐひすや当麻の道のポンプ井戸   石川 亀田蒼石
   つぶやきが白息となり人に逢ふ    石川 笹次和子
   水甕に星が突き刺って来る夜明け   石川 村田 巴
   飛びたがる風船を二色貰う      石川 梅木俊平
   乗り継ぎホームで膝の屈伸夏燕    富山 辻久仁子
   ティータイム頬にマスクの跡残し   富山 飛世静子
   虎の斑のしなう歩みや春の風     石川 梅木俊平
   新しいスリッパ元旦の廊下行く    富山 栃原百合子
   誰彼に守りたき人敗戦忌       富山 得地みさを
   敏雄の忌わが海原の海王丸      富山 玄葉志穂
   廃屋のパラボラアンテナ春立てり   富山 松谷眞佐子
   芽起しの雨や走り根太々と      富山 久保美智子

(森野 稔)