地区活動

各地区の活動 【東京都区】

会長松澤雅世
事務局長山本敏倖
事務局
郵便番号116-0014
所在地荒川区東日暮里3-34-10
TEL03-3801-1656

平成29年都区定時総会

【 地区の紹介 】

 東京都区現代俳句協会は、東京都23区に在住の現代俳句協会会員で構成されています。発足は昭和58年11月23日で、平成25年の11月に創立30周年を迎えました。
 会員数は約650名です。
 役員は、特別顧問、顧問、監査役、会長、副会長、幹事長及び総務部(事務局)、事業部、会計部、企画部、広報部、研修部、組織部の各部長、幹事、参与。
 また、平成8年に7ブロック制を採用し、各ブロックに事務局を設置しました。その後会員数の減少に伴い、平成24年より縮小、4ブロック制に再編成、現在それぞれのブロックで、吟行会、研修会等を開催し、研鑚と親睦を図っております。

【 行事 】

(2017年10月30日更新)
※最近の記事は下記の会報のPDFをご覧下さい。各号巻頭言、ブロック吟行会、季語点描、リレーエッセイ、諸家近詠など。8ページ。

最新号東京都区現代俳句協会会報173号2017.10.15発行 8ページ


§活動予定§  
 
東京都区現代俳句協会創立35周年記念俳句大会作品募集
◇俳句大会作品募集規定
 二句一組 1000円
 何組でも可。新作未発表作品に限る。前書き不可。所定用紙または200字詰原稿用紙使用。
 住所、姓号明記。出句料は出句と同時に納金する。(小為替の受取人欄は記入しないで下さい)
 ※会員外の投句歓迎
◇送り先
 〒135-0061江東区豊洲5-3-5-1104 栗原節子方 都区協三十五周年記念俳句大会係
◇締 切 平成30年1月末日 当日消印有効
◇発 表 都区協創立三十五周年記念祝賀俳句大会席上、都区協「会報」。
◇ 賞  現代俳句協会賞、都区現代俳句協会賞、東京都知事賞、ふるさとテレビ賞、
     他得点一位より五十位まで。
★応募規定に違反した場合は、発表後でも入賞を取り消すことがあります。
◇大会日時 平成30年5月26日(土)
 俳句大会 午後二時〜五時まで
 祝賀会  午後五時三十分〜七時三十分 会費 六千円
◇講 演 現代俳句協会会長・「岳」主宰 宮坂静生先生 演題未定

東京都区現代俳句協会賞作品募集
◇募集規定 20句 参加料2000円
 新作未発表作品に限る
 応募資格 都区協会員に限る
◇入 賞 一名 賞金五万円及び賞状
 佳 作 若干名 記念品及び賞状
◇締 切 平成30年1月末日 当日消印有効
◇発 表 都区協創立三十五周年記念祝賀俳句大会席上、都区協「会報」
◇選考委員 長峰竹芳、松澤雅世、 行川行人、松井国央、山中正己、佐怒賀正美、青木栄子、
      加藤光樹、加藤瑠璃子、中村和弘、 大牧 広、松田ひろむ、鈴木 明、池田澄子
◇送り先 〒171-0051 豊島区長崎1-9-14 山中正己方 東京都区現代俳句協会協会賞係
     (小為替の受取人欄は記入しないで下さい)
★応募規定に違反した場合は、発表後でも入賞を取り消すことがあります。


高田馬場句会「新年」のご案内 
日 時  平成30年1月9日(火)午後1時より 会費 千円
場 所  高田馬場駅南口F1ビル8階 新宿区高田馬場1-26-5(一階がドンキホーテのビル)
兼 題  「伊勢海老」
席 題  当日十二時半発表
新年懇親会 会費二千円(飲み放題)
お問合せ  山口紀子(連絡先は会報をご覧下さい)


東京都区現代俳句協会 創立三十五周年記念・合同句集 参加募集
東京都区現代俳句協会創立35周年を記念して、合同句集を編むことにいたしました。
つきましては多くの参加をお待ちしております。次の要領に従ってお送りください。

名 称 : 東京都区創立35周年記念合同句集(仮称)
発 刊 : 2018年5月頃(予定)
仕 様 : A5判(俳誌のサイズ)・並装(ソフトカバー)
内 容 : 各自代表句12句(題名と氏名も記入してください)
参加料 : 一人2000円を原稿送付と同時に現金または定額小為替でお願いします。
原稿用紙: 専用用紙をお使いください。
原稿送付先:今野龍二
原稿締切り:2017年4月30日(消印有効)

大会実行委員長 東京都区現代俳句協会会長 松澤 雅世
記念合同句集統括 東京都区現代俳句協会副会長 佐怒賀正美
記念合同句集事務長 東京都区現代俳句協会広報部長 今野 龍二


§活動記録§ 

第50回秋季吟行会・新入会員歓迎会  平成29年9月16日(土)上野グリーンパーク
 恒例の秋季吟行会・新入会員歓迎会は台風の近づいて来る肌寒い日であった。新入会員四名を含む六十名の参加で盛大に挙行された。
 司会は青木栄子幹事長。松澤雅世都区協会長が歓迎の挨拶と長い間参加しているが、いつもは残暑厳しい日ばかり、肌寒い日は始めてと述懐。新会員の紹介を山本敏倖総務部長、登壇の四名に記念品の贈呈を山中正己副会長が行い、新会員が抱負を一人ずつ発表、暖かい拍手が贈られた。この後役員の紹介がなされた。この日の講話は松澤雅世会長の「紅葉と黄葉」。「もみつ」が万葉から新古今へと移って行く過程で平安期までに「もみぢ」と変って行き、紅葉も黄葉ももみじとなっていった。紅葉と黄葉はそもそも発色の化学がまるで違うことなどを鋭い切り口で考察した。
 恋ともちがふ紅葉の岸をともにして   飯島 晴子
 この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉   三橋 鷹女
この二句が好きである、と締め括られた。
 清記表が配られ句会。披講は広田輝子、櫻木美保子の両名。選評は松澤会長はじめ特別選者。成績発表は小高沙羅事業部長。特別選者の短冊が授与され、上位三十位まで、豪華賞品が授与された。栗原節子副幹事長の閉会の辞で句会はお開き。
 六時より懇親会。司会は今野龍二広報部長、佐怒賀正美副会長の挨拶、佐々木いつき顧問の乾杯の発声でしばしの歓談。
 余興は恒例のビンゴ大会。山口紀子組織部長、長谷川はるか企画部長、中内火星幹事、栗原かつ代幹事、上野貴子幹事の進行で大きく盛り上がり。松田貞男副幹事長の閉会の挨拶で散会となった。
《特別選者・特選句》
松澤 雅世 都区協会長 特選
 九月の揺らぎことばとも尻尾とも   栗原 節子
渡邉 嘉幸 都区協顧問 特選
 赤とんぼ子規の匂いのする森に    小高 沙羅
松田ひろむ 都区協顧問 特選
 Jアラートただ蓮の実が飛んだだけ  石口  榮
佐々木いつき 都区協顧問 特選
 歓迎の声や上野の轡虫        小林貴美子
布施 徳子  都区協顧問 特選 
 物言はず秋思しているゴリラの目   古谷あやを
ダイゴ鉄哉 都区協監査 特選
 蓮の実の飛んで一線越えられる    青木 栄子
田付 賢一 都区協監査 特選
 たてがみの汚れ百獣の王の秋     鈴木 光子
佐怒賀正美 都区協副会長 特選 
 象を見た眼に曼珠沙華二輪かな    櫻木美保子
山中 正己 都区協副会長 特選
 秋陰やカレー市民の鍵持つ手     水田千恵子
新入会員作品
 鮭の目ぎょろりアメ横は啖呵売    蓮尾 碩才
 尻尾踏む夏の終りの長い影      日下部智香
 りんどうの重ねた瞼に雨一粒     宮永 武彦
 曼珠沙華長き爪にて狙ひ撃ち     中川 枕流

《参加作品》 (高点順・30位以下順不同)
01またあしたないかも知れず蓮は実に  白石みずき
02すぐ拾われてどんぐりでいられない  石口  榮
03蓮の実百年先へ飛んでみる      小高 沙羅
04野分くる犀もキリンも耳立てて    長谷川はるか
05秋風の歩幅で上野徘徊す       古谷あやを
06草の花誰のものでもない言葉     西本 明未
07鳥たちの時間に入り込む秋思     佐怒賀正美
08考える人の背ごつごつの秋思     山口 紀子
09たてがみの汚れ百獣の王の秋     鈴木 光子
10破蓮負けた人生それもいい      水落 蘭女
11風向きに倒れし蓮の万の骨      佐々木いつき
12黒あげは発たせて冥きロダンの門   山中 正己
13大役を終えて秋思のパパパンダ    相沢 幹代
14漠の鼻意外に長い秋うらら      五十嵐秀山
15蓮の実の飛んで一線越えられる    青木 栄子
16涼新た西郷どんの目に力       松本 秀紀
17蓮の実の飛んでも飛んでも池の中   櫻木美保子
18動かざる孤高のライオン秋思かな   江原 玲子
19蓮の実飛んで次の世へ橋かける    山本 敏倖
20苦笑するロダンの像に秋ふかむ    西前 千恵
21しろがねの水玉宿す秋の蓮      広田 輝子
22ハードルは親の背中よすいっちょん  栗原かつ代
23蓮の実の飛んでパンダに良い名前   石井 誠子
24秋の蝶大道芸の指の先        今野 龍二
25彼岸花しっかり鰻焼いている     ダイゴ鉄哉
26耳朶のうしろに溜まる秋思かな    渡邉 嘉幸
27鳥渡る子規の名残す野球場      千明 素子
28秋の空信じて生まる赤ん坊      田付 賢一
29歓迎の声や上野の轡虫        小林貴美子
30ジャズ流る酒場に集ふ敬老日     大山実知子
 ますらをの楠のまはりの千草かな   石川登志子
 公園は秋色靴が軽くなる       石口りんご
 黒潮の波に値の飛ぶ初秋刀魚     上野 貴子
 小鳥来る上野の森の鐘の音      菱沼多美子
 雨かなあ蓮池見ればみづすまし    中川 枕流
 台風を真近に見据え皆遊ぶ      富塚 聡子
 弁天へ水の縁や月の松        石田 弥生
 やはらかきティッシュの手触り昼の虫 大橋 愛子
 母の名は真真唐の霧育ち       松田ひろむ
 九月の揺らぎことばとも尻尾とも   栗原 節子
 葛の花揺れて日差しの定まれり    布施 徳子
 秋雲に不穏を睨む西郷どん      宮川  夏
 百歳の平均寿命雁渡る        小平  湖
 曼珠沙華盛んなる時みだれ髪     齋藤  藍
 どんぐりこポケットなんて浅すぎる  鍬守 裕子
 鮭の目ぎょろりアメ横は啖呵売    蓮尾 碩才
 お山への射程距離なり蓮の実     松澤 雅世
 蓮の実を飛ばして脚下照顧かな    松田 貞男
 鐘鳴るや秋思をのぞく月の松     高橋 透水
 既視感か秋思かゴリラの前にいる   赤澤 敬子
 水掠め風になりきる秋の声      石垣 久良
 パンダの名心待ちにす竹の春     長尾 幸子
 蓮池の残の過密に秋の風       山崎 百花  (崎は山偏に立可)
 秋うららパンダの名前募集中     今村たかし
 尻尾踏む夏の終わりの長い影     日下部智香
 りんどうの重ねた瞼に雨一粒     宮永 武彦
 秋陰やカレー市民の鍵持つ手     水田千恵子

Aブロック研修吟行会 平成29年5月29日(月)
北とぴあ七階第一研修室飛鳥山公園・音無川親水公園・名主の滝・王子稲荷・大蔵省造幣局その他

 吟行日和に恵まれて王子近辺を三々五々の吟行。多くのみなさんは王子稲荷、庄屋の滝のコースを廻った後の会場入りとなった。別コースの方は飛鳥山公園でしばし童心に帰って童帰りを身を以て体験。音無親水公園かつて音無渓谷と呼ばれたこともあり、規模的に等々力渓谷には遠く及ばないが一見の価値あり。夏は水遊びの親子連れでにぎわっている。また王子駅前には大蔵省造幣局の広大な工場があり、お札と切手の博物館も併設されている。歴史的にも貴重な資料、機械など観覧することが出来る。吟行にはもってこいの王子駅近辺であった。名句も数多く生まれた。
 句会は五十七名の参加で定刻一時の開催。司会は今野龍二。鍬守裕子Aブロック長の挨拶。ダイゴ鉄哉監査、松田ひろむ顧問の祝辞と続いて、現代俳句協会幹事長前田弘先生の講話「破れかぶれ 現代俳句の集い考」。
 現代俳句協会都区協創生期に存在した「現代俳句の集い」で発表された句にスポットライトをあて逸話をふんだんに紹介しその歴史的名句を分析、解説。現代俳句の原点、真髄を読み解いた。歴史の現場に立ち会った前田先生ならではの貴重な講話であった。またの機会があれば更に踏み込んだところなどを明らかにされる事を期待したい。
 句会後は地下一階のキリンシティにて二十四名の参加で、工場直送のキリン生ビールその他が飲み放題の懇親会、しばし会員の親睦を深めた。

《特別選者・特選句》 (敬称略)
  前田  弘 特選
狐穴出て日盛りの幼稚園         長谷川はるか
  青木 栄子 特選
瀧音の今を飛びたい少年期        長久保通繪
  栗原 節子 特選
回らない水車が欠伸 旱川        佐々木いつき
  ダイゴ鉄哉 特選
山滴る標高二十五米           栗原かつ代
  松田ひろむ 特選
男滝落つ胸の水位にほど遠く       岡田 淑子
  佐々木いつき 特選
下闇や殊に桜の賦の碑文         広田 輝子
  鍬守 裕子 特選
緑陰のD51やっぱめんこいべ       前田  弘
《参加作品》
 (高点三十句)
01下闇に五人集えば共謀罪        金子 未完
02狐より怖いにんげん七変化       長谷川はるか
03七変化本音を言ってくれないか     石口りんご
04電動の滝へ修羅修羅夏の蝶       佐藤 晏行
05滝音や水に空ある小暗がり       青木 栄子
06滝の前静かにはずすネックレス     松沢 貞津
07しばらくは滝の匂いを持ち歩く     鍬守 裕子
08滝しぶきあびてこの世に戻りけり    山本 敏倖
09葉ざくらをざぶざぶ抜けて来しみんな  石井 長子
10八十路いま女盛りや黒日傘       菅沼 葉二
11滝しぶきまぜて男のカルパッチョ    相沢 幹代
12万緑へ居座っている力石        北迫 正男
13夏落葉ふるさと示す方位盤       栗原かつ代
14若葉風いまくちびるがやわらかい    今野 龍二
15木下闇鯉と亀とがいい関係       石口  榮
16回らない水車が欠伸 旱川       佐々木いつき
17緑陰のD51やっぱめんこいべ      前田  弘
18相席は紫陽花握り飯を食う       菱沼多美子
19万緑の世界へ二分アスカルゴ      山口 紀子
20水無月のそこにきている鯉の口     佐々木克子
21瀧音の今を飛びたい少年期       長久保通繪
22夏日濃し大きく曲がる荒川線      吉沢美佐枝
23あじさいは決してはみ出してはいない  前田 光枝
24薫風をレトロ電車が運び去る      石垣 久良
25みちのくへ新樹の高さを往く列車    広田 輝子
26戦いて滝しずかなる水となる      西本 明未
27すれ違いの夏もあったね飛鳥山     岡田 淑子
28葛切やこんこん様が巫女になる     松田ひろむ
29七十の束の間滝と向いあう       赤澤 敬子
30佇づめば影のさざめく若楓       大薗 智子
 (以下順不同)
 夏蝶の迷ひ乗りたる早稲田行      大山実知子
 否定からはじまっている街薄暑     栗原 節子
 喧噪を逃れ名主の滝しぶき       宮川  夏
 王子駅へ薔薇の道より都電来る     小林貴美子
 夏空へくぐらすバトントワリング    五十嵐秀山
 滝遊び女の子にも秘密基地       白石みずき
 多佳子忌のマイナスイオン効きどころ  小平  湖
 夏蝶の滝の落ち口高くする       保坂 末子
 黒揚羽あうん狐とたわむれる      松本 秀紀
 夏帽子みんなで作る遊びの輪      加藤千恵子
 皐月晴れ王子みやげの玉子焼      永井 良和
 化粧上手な王子の狐業平忌       北村眞貴子
 更衣ちらっと稲荷のガードマン     神尾 久雄
 花は葉に無聊をかこつ観世音像     上野 英一
 無欲って最高飛鳥山登る        小高 沙羅
 蟬鳴くや江戸百景の飛鳥山       今村たかし
 名主滝木洩れ日に咲く苔の花      川西とみ子
 木下闇王子の狐こんちきちん      水落 蘭女
 緑風に乗せるローストビーフ手暗り   ダイゴ鉄哉
 あの人も滝に呼吸を合すだけ      栗田希代子
 男滝を前に立ち尽す女たち       中内 火星
 卵焼くここが扇屋樟若葉        是永 睦子
 青楓イロハ数える子のありて      中本 勝美
 かたつむりと都電かけっこ飛鳥坂    小林 和子
 万緑に銀の翼の資料館         鈴木 光子
 結婚を願とし青葉の力石        笹木  弘
 新樹光江戸の老舗のたまご焼      壁谷 瑠宇


平成29年度定時総会一句持寄句会・懇親会
日 時  平成29年3月11日(土)
会 場  文京シビックセンター
 あれから6年、東日本大震災の犠牲者と、都区協昨年一年間の物故者へ30秒間の黙祷。当日は69名の参加を得て、総会議事はすべて原案通り可決。恒例の一句持ち寄り句会、懇親会(50名)と盛況でした。
【当日高点句】
   水温む水に音ある星に住む     今野龍二
   七十は何色だろう種を蒔く     小高沙羅
   三月の時計がみんな止った日    一井魁仙
   被災地のたましひの羽化花辛夷   高橋透水
   蛇穴を出て腹筋の造形美      相沢幹代
   明日はまだ平和と信じ蝌蚪生まる  田付賢一